孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

今の日本は「衆愚」の戯言ばかり ネットで「個々人」が独創性のない意見を言うだけで 社会的弱者を嘲笑し自分は「良識的市民」を自認する 本当の「正義感」など持ち合わせていない輩ばかりになった

様々な事件が起きるたびに、twitterで意見を言う者が今の時代である。ただ、このtweetを見ていて感じるのは、あまりにも見解が浅く、皆が同じ意見に一致することだ。一つの事件に対して、斬新な視点で論じたものがほとんどない。どれもこれも、新聞発表やネットの情報をそのまま模倣したに過ぎない。また、ネットで話題になることが「テレビ番組」であるというのも奇妙な現象である。統計的には、若者のテレビ離れが顕著である、しかし、「トレンド」になるのは「テレビネタ」が多い。私はテレビをあまり見ない。見ると不愉快な気分になるからである。この30年間にテレビの質は、明らかに低下した。「ドラマ」は、ジャニーズ事務所のタレントが主役をして、下手な演技をする。「ニュース番組」も魅力的ではない人間が司会をする。「バラエティー番組」は、本当に面白い芸人が壊滅状態。私が許せないのは、以前にも書いたが、「ドラマ」が、子供たちのお遊戯会レベルに堕したことだ。この前、「必殺仕事人」が放送されたが、あれなどはその最たるものである。テレビ局のプロデューサーも「番組作り」を冒涜しているとしか言いようがない。「シナリオ」「演出」何もかもが、最低で、「パッション」のようなものを自らの仕事に対して持ち合わせていない。「シリアスなドラマ」を視聴者も求めない時代になったのだろう。「ヤフーコメント」もまた、くだらない意見ばかりで全く独創性がない。「ヤフーコメント」に書き込んでいる人間なら、「もっとましな事を書けるだろうに」と私はいつも感じている。まず言いたいのは、書いた文章に「人間に対する温かみ」がないということだ。ある事件が発生する。その事件の背景には、様々な人間模様があったり、被告とされた人間にも、「止むに止めない事情」があったかもしれない。そういったことを考慮せずに、ただ事件を起こした被告を断罪するばかり。また、「社会的弱者」を唾棄するような存在と見做す傾向がますます強くなっている。私が一番許せないのは、「朝日新聞」の「声欄」に投書する「良識的市民」だ。「朝日新聞」の投書欄は、他の新聞社と違って、一見して「知的な感じ」という印象を与える。しかし、これは見せかけだけで、ただ「朝日新聞」の社説をなぞったに過ぎない。それに、社会的地位がある者が自らの「知的虚栄心」を満たすだけのものに終始している。「朝日新聞」の批判を書けば、きりがないのでまた別の機会に論じたい。いずれにしても真摯に、誠実に、社会や政治に向き合う人があまりにも少ないのが現状である。新右翼鈴木邦男氏が先日亡くなった。「右翼」の中で反米を貫いた異色の存在であった。「新右翼」も「新左翼」もどこか通じ合う時代は、もう過去のものになったのかと思うとあまりにも遺憾である。