孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「テンション」を持続し続けることの難しさ 敗北者は、途中で諦めてしまう 一方勝者は、何があっても諦めない 私も諦めずに生きていこうと思う

食後のランニングを始めてから、2年半近くになった。良くも、ここまで継続してきたものだと、我ながら感心している。本音を言えば、相当体力的にきつい。ジムなどで、筋トレをしている奴らを見たら、「何を楽しとるねん」と思わず突っ込みたくなる。私のランニングは、ボクシングの走り込みに近い感じで、全力で走る。「アスファルト」で、デコボコの道を走らなければならず、足元をしっかりしないと、横転してけがをしてしまう。また、自転車を無茶苦茶な運転をする馬鹿が多いので、それらにも神経を使わなければならない。走り終わったら、汗が絞り出るくらいだ。私が、全力で走っている姿を見たら初めての人は一様に驚いでしまう。「何この人。マジで、走っている」という奇怪な目で見られることしばしば。しかし、毎日同じ時間帯に同じコースを走るので、周囲の人たちは見慣れたと思う。私のランニングをしていて感じるのは、絶対に今辞めてはいけないとういうこと、何かを成し遂げる勝者というのは、どのようにして「テンション」を持続しているかということだ。大滝秀治という名優がいた。大滝秀治さんは、長年売れずに、苦労して、「特捜最前線」という刑事ドラマの人情味のある老刑事役で世間に知られるようになった。しかし、大ブレイクするまで、大滝秀治さんは、私たちの想像を絶する苦労をされた。劇団「民芸」に入団した時に、「お前は、顔も悪い、声も悪い、役者に向いていない」と言われた。ある時は、超大物俳優から、「大滝よ、役者を辞めるというのも大きな決断が必要なんだ」とまるで早く「芸能界」から姿を消してくれとばかりの暴言を吐かれた。しかし、大滝秀治さんは、めげなかった。与えられた役の台本を読み込んで、役柄と自分が一体となるまで、役者としての修行を積んだ。大滝秀治さんは、台本を読む時に、「浸る、耽る、沁み込んでくる」という三段階を経ても、まだ役に近づいていないという。そこまで自分が与えられた役に入り込む役者は、日本映画界を探しても、大滝秀治さんしかいないだろう。大滝秀治さんのあの独特で、味わい深い「セリフ回し」。人間としての苦労や無念が、名優「大滝秀治」を生み出したことは間違いないだろう。大滝秀治さんのように他人からどんな暴言を吐かれても、役者として一流になるという「テンション」を持続し続けるのは非常に難しいことである。私も、他人から暴言を吐かれても、「テンション」を持続して、絶対に諦めずに何かを成し遂げるつもりだ。