孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

NHKはブラック企業である 「ラジオ深夜便」で大ベテランアナウンサーが夜中の2時、3時にわずかのニュース原稿を読む 特に二宮正博アナウンサーは人柄も良いのに有名にならなかったのが残念である

私には、「NHKラジオ深夜便」というラジオ番組を毎日聞きながら寝る習慣がある。この「ラジオ深夜便」は、数ある深夜ラジオ番組の中で非常に人気があることが一般的に知られていない。老人ばかりが聞いているイメージが強いが、夜中に仕事をする人たち、特に、タクシー運転手やトラック運転手にもヘビーリスナーがいる。「ラジオ深夜便」は、民放のラジオ番組が、若者向けに「恋バナ」やチャラチャラした内容であるのに対して、非常に真面目で、「老いを生きるとは」「終活に向けて」など、年寄じみたものばかりである。老人をターゲットにして制作されているのでそうした内容になるのは仕方がない。むしろ、不眠症に私には、若者向けに馬鹿騒ぎした番組より、辛気臭い「ラジオ深夜便」の方が心が落ち着て、眠りに誘うには好都合である。「ラジオ深夜便」を担当するNHKのアナウンサーは、どちらかと有名なアナウンサーが少ない。NHKというテレビ局は、転勤がある。誰もが知っているアナウンサーというのは、NHKの全体のアナウンサーのほんのごく少数で、後のアナウンサーは、地方を転々とする、転勤族で、普通の会社員とさして変わらない。「ラジオ深夜便」は、途中でニュースが入る。夜中の2時や3時のニュース原稿を読むアナウンサーは大ベテランの方々である。しかし、大ベテランであるが世間一般には名前が知られていない。二宮正博という方がいる。74歳という超ベテランである。二宮正博さんは、「ラジオ深夜便」を担当していた。しかし、第5水曜日と限定されていて、期間も短かった。今は、ラジオ深夜便のニュース原稿を数分読むだけである。二宮正博さんは、非常に誠実な話され方をするが、不器用で、決して花形アナウンサーとしての経歴を歩んできてはいないことが、一目瞭然で分かる。写真で見ると、誠実な人柄であると誰もが感じることは間違いないだろう。二宮正博アナウンサーのような方が、NHKで、日の当たらない道を歩んできて、定年して、深夜の2時、3時に数分のニュース原稿を読む。私は、サラリーマンの悲哀とNHKの「人事の残酷さ」を感じる。二宮正博アナウンサーのような人柄が良い人間を出世させない「NHK」は間違いなくブラック企業であると私は思えてならないのだ。