孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

今の世の中 「実力」や「才能」がないのに必要以上にもてはやされている人間が多い 結局は「人脈」や「コネ」と「相手にゴマをする狡さ」だけで得をしている

関西の地方都市に住んでいると、「街づくり」を提唱して、目立った「パフォーマンス」をして、メディアに注目されて、「自分があたかもその地域の文化人であるかのような」錯覚に陥っている人間があまりにも多い。ただ、彼らが、特別に「頭が切れて、他者より抜きんでいた才能の持ち主であるとは到底思えないのだ。今日の朝日新聞のローカル版に、山奥に学校をつくる女の記事が掲載された。この女は、社会起業家みたいなことをして再三地元のメディアに取り上げれてきた。実家は、会社を経営していて、地元では知らない人はいない「名の知れた会社」である。女は、この会社の娘である。確かに行動力があるのかもしれないが、それは、純然たる「行動力」ではなくて、ただの「出しゃばり」でしかない。本当の行動力は、声高々に何かを主張するのではなく、誰にも認められずとも、「確固たる意志」を持ち、見かえりを求めることなく何かを成し遂げようとすることである。この女だけでなくて、私の住んでいる地域には、「ただ自分が注目されたいだけ」という不純な動機で、くだらない「パフォーマンス」をする中身のない人間をメディアが大々的に評価する。現代は、どこの地方都市の商店街が寂びれて、シャッターが閉まっている状況である。その商店街を活性化するために、若い人間が「新な商売」をする。はっきり言って、10年後、20年後の未来を見通した計画的なものではない。ただの一過性のもので、思慮浅はかも甚だしい。ただ、彼らは、「新な商売」をして失敗をしても、実家が金持ちであるので、心配することはない。結局のところ、彼らは、道楽で「新な商売」をしているだけなのである。こうした手合いを必要以上に持ち上げるメディアの馬鹿さ加減に私は怒りを感じてならない。彼らは、横のつながりも強固である。「田舎もの」のくせに、自分たちは、「時代の最先端」を走っていると勘違いしている。どうも、現代社会は、本当の実力で評価されず、「他者にどれだけ迎合するか」「メディア受けするパフォーマンスをするか」そういったくだらない要素だけで評価されているように思えてならない。