孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

AV男優かつ監督 にしくん 身長109cmの障害者 何処に 障害者の性を論じる際に きれいごとばかり もっと「タブー」に踏み込むべきだ!

障害者の性が論じられるようになってきた。「多様な性の在り方」がトレンドになってきた影響もあるのだろう。以前は障害者の性については触れてはいけないコンセンサスがあった。それからすれば、かなりの進歩である。しかしまだまだ上面だけのきれいごとばかりしか論じられていない気がしてならない。「バリバラ」にも出演していたこともあったAV男優かつ監督の「にしくん」という人物がいる。最近見かけないがどうしているのだろうか。3歳の時に小児がんを発症して、6歳の時には「ムコ多糖症」を発症している。日本国内では、30人から50人程度の奇病という。にしくんは、身長が109cmという。身長の低い人間をかつて「小人症」と言った。私は街で「小人症」の人間を頻繁に見かけるのである。この方は、自分の障害を気にしていないのかどうか分からない。ただ一目を引くのである。以前、吉田類の酒場放浪記の年末特集に和歌山が選ばれた。この「大衆酒場」はJR和歌山駅から1分のところにある有名な店である。吉田類はこの店を大層気に入ったらしく、印象に残る酒場に選んでいた。この店で吉田類の近くにこの「小人症の方」が座っていたのだ。そしてラスト。ナレーションが、次のように締めくくった、「酒は人の前では平等である」というふうに。この「小人症の方」の事を指しているのは明らかで、私は複雑な気持ちにさせられた。この「小人症の方」を見て、笑ったり、侮蔑の言葉を浴びせる人間は皆無だ。しかし私を含めどこか「異物」を見る眼が心の奥底にあるのは紛れもない事実ではないだろうか。逆に、そうした「違和感」を感じないと言い切る人は、偽善者だと私は考える。「違和感」を感じても良いが、障害を持った人間の「生きづらさ」を察してやる「想像力」が必要なのである。「障害者の性」が語られるようになってきたが、障害当事者不在のままである。本音を語れば、人間の醜悪な部分も出て来る。そうしたことを排除しているのではないだろうか。