孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

テレホン人生相談 加藤諦三先生 相談者の悩みの内容など関係なく 強引に「格言」で締め括る 52年間ずっと出演 ライブドアのニッポン放送株買い取りの際には番組を降板すると表明する正義感 恐るべし!

ニッポン放送の長寿番組に「テレフォン人生相談」という番組がある。番組開始当時から52年間ずっと出演し続け、異常な存在感を放っている方がいる。その名を加藤諦三と言う。加藤諦三先生は早稲田大学でずっと心理学を教えてきた。私の父が早稲田の文学部の時に一般教養の心理学担当が加藤諦三先生であった。詳しい話を聞いていないが、加藤諦三先生は早稲田大学と教えながら、ラジオにも出演し、執筆活動もし、全力で生きて来られたことは間違いないだろう。ただ加藤諦三先生の本を読みたい気がしない。良く読むと当たり前にことしか書いていないのである。夥しい数の著作を執筆されている。印税だけでもどれだけ儲けているのだろうか。「テレフォン人生相談」は数ある悩み相談の番組で最も面白い。パーソナリティーが断定口調で相談者に答えていく。そのため相談者は「自分の苦しみを真摯に考えてくれているという安心感」を持てるもである。ただ怒り口調で喋るおばさんがいるのは如何なものかと思う。やはり相談者の顔を見なければ、決めつけて解決策を押し付けるのは無理がある。「テレフォン人生相談」で異彩を放っているのが、加藤諦三先生である。「落ち着いた声」「活舌の良さ」が特徴である。何よりも特徴的なのは加藤諦三先生は相談者の内容と全く関係のない「格言」で番組を締め括るのである。心理学が専門の加藤諦三先生であるから古今東西の心理学者の格言に精通している。それらの格言の中には名言もあり、決して悪い事ではない。しかし実人生の悩みに格言など通用しないことの方が多い。しかし加藤諦三先生はお構いなしに、格言で番組を締め括るのである。不思議なことに聞いている方は妙な説得力があるように感じられるのだ。「加藤マジック」とでも言えようか。他の人間が同じことをすれば、全く面白くない。加藤諦三先生がやるから面白いのである。加藤諦三先生は、ライブドアニッポン放送の株を買い占める事件がったときに番組を降板すると主張された。一貫した正義感を持っておられるのだ。それにしても相談者の悩みを無視して、「格言」で締め括る加藤諦三先生のマイペースぶりと迫力。恐るべし!