金原ひとみがNHKの「あさイチ」で離婚を発表した。気分がすきっりとしたとほざいているが、開いた口が塞がらないとはこの事だ。そのような離婚という私的な事をわざわざ公共の電波を使って、公表することなのか甚だ疑問である。それも離婚が女性の勇ましい決断であるかのように主張する。そして視聴者もエールを送る。婚姻率が低下している一方で、離婚率が異常なほど高くなって来ている。結婚しても、相手の嫌な部分が少しでも見えれば、離婚してしまう。別に我慢してまで、一緒に暮らせと言いたい訳ではない。しかし直ぐに離婚すれば良いというイマドキの女の考えには同意しかねる。選択的夫婦別姓を主張する者ほど、結婚制度の本質を知らずに、烏合の衆のごとく「女性の自立」をやたら主張したがる。どうも「女性の自立」と「女性のわがまま」をはき違えている馬鹿があまりにも多過ぎるように思えてならない。金原ひとみと言えば、2004年に「蛇にピアス」で芥川賞を受賞した。綿矢りさも同じく受賞して話題になった。「蛇にピアス」ははっきり言って、芥川賞のレベルにまで達していない水準の作品である。何故芥川賞を受賞したのか。おそら芥川賞そのものが必ずしも文学的に完成された作品でなくとも良い「コンセンサス」がいつの頃からか共有され始めたからである。直木賞もしかり。西村賢太という人間が受賞した時には、私は絶句した。「そろそろ風俗に行こうかなぁ」と西村賢太は受賞の際に言った。これほど野暮で、間抜けな発言はない。リップサービスのつまりで西村賢太は言ったのであろうが、不適切にも程がある。金原ひとみの父は金原瑞人という文学者で大学教授。不登校になって、ずっと学校に行かず、自由に育てられたようだ。リベラルな家庭に育ったことが自慢のようだが。金原ひとみも綿矢りさもどこか似たところがあるように思えてならない。男を小馬鹿にした作風とその考え方である。そうした思考がフェミニズム的思潮が時代の権力になっている現代に受け入れられるのだろう。不愉快極まりない!