志茂田景樹がXで若者に人生を生きるうえでの教訓じみた短文を投稿し、人気を博している。一度志茂田景樹のXを見て見た。がっかりした。確かに作家らしく、若者だけでなく仕事や私生活で悩んでいる大人でも、志茂田景樹の文章を読んで、感動するだろう。しかし私はそのような嘘くさい文章に何の感動もしない。志茂田景樹と言えば、女装姿で笑っていいともに出演し、タレントとして知名度があった。しばらく表舞台から消えたが、最近は絵本の読み聞かせなどをしている。85歳であるにも関わらず、精力的に活動している。志茂田景樹は、色物の作家と見做されるが、直木賞作家である。直木賞作家が優れた作品を書くとは限らない。しかし志茂田景樹の作品は、非常に硬質な文章と共に構成もしっかりしている。こういう直木賞作家は珍しい。志茂田景樹は、苦労を重ねて、作家になっただけあって、経験にもとづいた文章を書く。そういう意味において普通の作家とは一線を画する。志茂田景樹は種々の職業を経験している。最近の作家はそういう人生経験をせずに、いきなり文学を志し、芥川賞、直木賞を狙う。そうういう人が書いた文章は、底が浅いのは当然である。やはり文学は、人間を描くものであって、人間に対する深い洞察力のようなものがないと、作品に重みが出て来ない。志茂田景樹は最初ハードボイルド風の作品を書いていたが、途中から作風が変わった。直木賞受賞作品も異色の作品であった。志茂田景樹は、✕で若者を励ます文章を投稿しているが、一般人のリプライを無視している。これは、言動不意一致ではないだろうか。本当に若者に対する想いがあるなら、そのリプライに対し「一言でも良いから、返信の言葉」を添えるべきではないのか。それが無理でも、せめて「いいね」を押すべきである。著名人や政治家がXをしているが、彼らの大半は普通の人のリプライを無視している。自分たちは、普通の人とは違うという特権意識を持っているのだろう!きれいごとをのたまいながら、言動不一致の欺瞞は目に余る!