孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

牛角 「女性半額キャンペーン」を男性差別という✕の投稿に 能町みね子 わざわざ批判する フェミニスト的思考でしか物事を考えられない やはりナンシー関にはなれないだろう!

週刊文春の連載において能町みね子牛角の女性半額キャンペーンに対して男性差別と✕でつぶやいた男を批判していた。この投稿は、確かに能町みね子の言うように、何でもかんでも「男性差別」という極端な意見でしかない。まだまだ女が一人で食べに行きにくいところがある点は私も認める。しかしわざわざ週刊文春の連載でそのようなくだらない事を遡上に乗せて、議論することなのか甚だ疑問である。能町みね子は非常に頭が良いうえに、センスもある。ただ落としどころがいつも、フェミニズム的なものか政治的正しさに終始するのである。今回の牛角の女性半額キャンペーンは、男性差別、男性蔑視ではない事は明らかである。しかし最近は、女性優位になって、男性が不利益を被る面もある事は紛れもない事実であると私は思えてならない。そうした男女の非対称性を指摘するために、敢えて「男性差別」「男性蔑視」と言う必要性もあるのではないだろうか。能町みね子に期待していたのは、ナンシー関の跡を継ぐことが出来る存在であると私自身が感じたからだ。ナンシー関を知らない人も多いだろう。消しゴム作家という肩書で、絵と文章で「芸能評論」を書き続け、辛辣な批評精神で芸能人たちを恐れさせた伝説の作家である。残念ながら2002年に40歳になる直前に急死した。松本人志有吉弘行の才能を見抜き、特に松本人志を大絶賛したことで知られている。ナンシー関の文庫はブックオフなどで売られているので、未読の人は読んでもらいたいと思う。私はナンシー関の文庫をメルカリでまとめ売りして、今は手元にない。ナンシー関のコラムは、芸能評論から文化論へと昇華したと大絶賛する作家がいる。それほどに質の高いものである。私はナンシー関自身が芸能人に憧れ、なり得なかったという無念さが文章を書くモチベーションになっていたのではないかと考えている。ナンシー関は外見にコンプレックスを持っていたため、テレビ出演も数回だけした程度である。やはり能町みね子は知的過ぎて、優等生の枠を越えられないのではないだろうか。