孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

朝日放送ドラマ「ムショぼけ」の主人公を演じる北村有起哉さんに期待

10月3日から、朝日放送で、「ムショボケ」というテレビドラマが始まる。14年ぶりに、刑務所から出所した元やくざの生活を描いた、笑いと任侠コメディーである。出演者も、板尾創路、木下ほうかといった大阪的な役者陣。面白い作品になることは間違いないだろう。原作は、沖田臥竜の「ムショぼけ」。沖田臥竜の経歴が、何よりも凄い。作家になる前は、本物のやくざであった、それも山口組系の幹部。少年の頃から、やんちゃで、21歳でやくざの道に入って、傷害致死死体遺棄の罪で逮捕されて、8年間刑務所に服役した後に、山口組系大平組の最高幹部まで出世している。その後、親分の引退とともに、足を洗い、作家に転身する。「ムショぼけ」という言葉は、意味深い、考えさせられテーマがあるように思えてならない。刑務所に入ったり、出たりを繰り返す、累系犯罪者たちと呼ばれる人々が、存在する。彼らは、社会に適応できずに、窃盗や万引きなどの微罪を繰り返して、刑務所にしか生きる場所がない。今回のドラマは、そういった深刻テーマではないが、再び社会で、生きなおす、やくざを描くとういう点では、テーマ性を持ったものではないだろうか。ただ、ロケをほとんど、尼崎でしたので、「コテコテの関西のドタバタ喜劇」に終始してしまう懸念がある。主役を演じる、北村有起哉さんは、実力派の役者である。御父上は、文学座の名優北村和夫。さすが、血を受け継いで、芸達者である。「Amazonプライム」のCMに妻の高野志穂さんと、共演したことで、北村有起哉さんの好感度が上がっているそうだ。女性週刊誌の編集者によると、「3続男性」を求める、「イマドキ女子」に北村有起哉さんが、相応しいとか。この情報は、眉唾ものではないだろうか。イマドキ女子は「3続男性」を本心から求めていない。口では、求める男性の条件を落としているが、「ハイスペック」男子を求めてやまないのが、女の性。くだらない女子の人気を気にせずに、北村有起哉さんには、個性派俳優の道を歩んで行って戴きたい。