孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

北海道新聞社新人記者逮捕 真実がうやむやに 北海道警察への忖度か?

昨年の6月22日旭川医科大学で学長解任問題を取材していた、北海道新聞旭川支社報道部の22歳の女性新人記者が、建造物侵入で、大学職員に、私人逮捕された。旭川東署は、この女性記者の身柄を拘束して、取り調べて、2日後に釈放した。大半の新聞社は、この女性の名前を匿名で報道した。それにもかかわらず、北海道新聞社は、実名で報道した。北海道新聞社が、北海道警察に抗議できない理由については、内部事情を察している記者たちは、編集局幹部の名前を口にする。編集局幹部は、北海道新聞社が、新聞協会賞を受けた、「裏金問題」を巡って、「裏交渉」にかかわった人物であるという。裏金取材犯のデスクとキャップが、元北海道警察幹部に名誉棄損で訴えられた時に、警察側に立った。この編集局幹部のみならず、上層部は、北海道警察に対して弱腰なのではないだろうか。北海道新聞社と北海道警察といえば、「裏金問題」が発生した、2003年まで遡らなければならない。当初、北海道新聞社は、「裏金問題」を背積極的に取材報道し、新聞協会賞を受賞する。しかし、北海道警察の逆襲が始まることになる。当時、北海道新聞社は、「北海道警察と函館税関、泳がせ捜査失敗 稲葉事件」と題した記事を掲載していた。これは、北海道警警察が、おとり捜査をして、2トンの麻薬密輸を故意に見逃したという内容。北海道警察は、この記事に対して執拗な謝罪要求を繰り返した。北海道新聞社は、圧力に屈っして、おわび広告を掲載し謝罪してしまう。その背景には、北海道新聞社の幹部が、不正経理をしていたという弱みを握られていたからだろう。警察の不正を追及すれば、どのような痛い目に遭うかということを見せつけた、典型的なケースである。今回の事件では、22歳の女性記者が、2日も警察に身柄を拘束されて、実名まで晒されるという被害を受けている。行き過ぎた、警察権力の行使でしかない。しかし、北海道新聞社は、第三者委員会を設置するどころか、問題をうやむやにして、事件の幕引きをしようとしている。また、この事件について、大手メディアも、大々的に取り上げなかった。警察権力が、肥大するばかりだ。