孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

ZOOMとメールのみでやり取りしてた人と 実際に会った ネットとリアルが融合する瞬間 物凄く感じの良い人であった しかし全面的に信用していいのか迷っている私 相当人間不信と警戒心が強いのだろう

ZOOMで世話になっている人がいる。私が42歳で、その方は61歳である。非常に知性的な方でZOOMの画面からも誠実な人柄が伝わってくる。会社の会議などでZOOMを使用すれば、その人のなりが分かっている。しかし私たちがやっているZOOM会議は、ネットで知り合った人たちで、顔も出さず、本名を名乗らない者が大半である。私とその方は最初からこのZOOM会議をやっていた。最初は、4人ぐらいで顔をも出して、ざっくばらんに本音を語る楽しいイベントであった。ところが、このZOOM会議が市民権を得ると、全国各地から様々な人間が参加するようになった。そうなると、本音より建て前論が重んじられるようになった。私は相変わらず本音を喋って、参加者から冷ややかな目で見られている。私は何があっても、話を盛ったり、権力ある者に忖度するようなことをしたくない。人からどのように思われようとも、その主義を通そうと考えている。ZOOMでお世話になっている方と駅の改札口で待ち合わせた。来るかどうか不安であったが、時間通りに来られた。私は緊張しながら、おずおずと「初めまして、何時もお世話になっています」と挨拶した。そうすると、その方は「いつも会っているじゃない」と標準語で言われた。その一言で、「この方は相当人間的に懐の深い人である」と私は感じた。ZOOM会議の時と違う素気ない態度を取られたら、どうしようかという不安は払拭された。その後、4時間くらい話をした。目を見て話されるので、より好感が持てた。「相手の目を見て話す」というのは私の中で習慣になっている。初対面であっても、目を見れば、だいたいその人間が分かってしまうものだ。ただ、私の場合ファーストフードの店員の目まで見てしまうので、相手が驚いてしまうことがある。その日はこれで別れたのだが。その方は東京に住まわれている。私自身貧乏なので、東京行きの夜行バスのお金すら出せない。この方が今度関西に来ることがあれば、「もう一度お会いしたい」と申し上げるつもりだ。何故かしらまだ私はこの方を全面的に信用していいのかどうか絶えず心の中で模索している。普通の人間であれば、気軽に信用するだろう。しかし私はひねくれ者である。その根底にあるのは、強い人間不信と他者への警戒心であろう。