孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

警察庁長官に中村格 歴代の警察庁長官も胡散臭い人間ばかり

第29代、警察庁長官中村格次長が、第97代警視総監の大石吉彦警備部長が、昇格する人事が14日の閣議決定で承認された。ネット上では#中村格警察庁長官に抗議しますという、ハッシュタグトレンド入りしている。その原因は、元TBS記者で安倍首相に近いジャーナリストと呼ばれた、山口敬之が性暴力を振るったとされる、伊藤詩織さんの相談を受けて捜査をしていた、高輪署の捜査員が、2015年6月8日に成田空港で、逮捕状を持って、山口敬之の帰国を待ち構えていた。ところが、当時警視庁刑事部長の中村格が、山口敬之と知人であったために、圧力を加えて、逮捕をやめさせたと報じられた。個人的な感想で、こういった事は、当然起こり得ることだと思う。警察が権力者に近い人間の罪を見逃すことは、常習的に行われてきた。ただ、この事件、伊藤詩織という人物が、一方的な被害者とされていることに疑問を感じてならない。そして、ネタ元が、「週刊新潮」であることも、不思議で仕方がない。週刊新潮と警視庁の蜜月は有名で、いきなり警察批判を始めるのも不可解に感じる。問題は、政権の中枢を、警察官僚が牛耳るようになったことである。そのよい例が、安倍首相が可愛がった、杉田和博官房副長官。かつては、警察官僚はそれほどのポストに付かなかった。むしろ、旧大蔵省、現在の財務官僚の方が出世コースとなっていた。警察官僚が、権力を持ち始めると、警察権力がますます肥大していくことに懸念を抱いてしまうしまう。過去の警察庁長官も、まともな人間が少ない。粟生俊一は、パチンコ業者から付け届けを示唆する怪文書が回った。漆間巌は、警察の裏金が問題になった時に、過去に兄そして自身も裏金疑惑が浮上している。それどころか、宮城県知事の浅野史郎氏が、宮城県警捜査報償費について会計文書の閲覧と捜査員の聴取を要求し、県警が応じないと予算を執行停止した。その浅野史郎氏の英断に、漆間巌は言いがかりをつける始末。安藤隆春は、山口組弘道会を目の敵にして、悪名高き、暴力団排除条例を作った。ずっとさかのぼると、後藤田正晴。「カミソリ後藤田」といわれ、頭の切れる人物とされているが、警察を使って敵陣営の町長を追い込んだ裏の顔があった。こうして見ていくと、警察庁長官に就任するのは、汚い仕事を平気でやってきた連中であることが一目瞭然だ。だから中村格が、やったこともさして驚かない。ネット上で勢いよく、中村格を批判するのは嬉しいことだが、もっと警察組織の理不尽さ、怖さを知って、やってもらいたい。いきなり、基礎知識を持たずに、警察庁のトップを攻撃するよりも、むしろ自分が住んでいる地域の警察の不正を許さないという認識を持つべきだと思う。