孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

交通事故を起こした群馬県警本部長は「工藤会」の壊滅作戦を推進した超エリート官僚

11月5日群馬県警は、千代延県警本部長を自動車運転死傷行為処罰違反の疑いで、前橋地検書類送検した。千代延晃平本部長は、9月23日午後0時頃、前橋市内の林道で、自ら運転する車で、作業員に軽傷を負わす事故を起こした。しかし、すぐに110番通報していた。そして、「秋の全国交通運動中の期間であるにもかかわらず、事故を起こしてしまい、大変申し訳なく思う」とすぐにコメントした。やることに卒がなく、さすがエリート官僚である。すぐに、110番通報し、謝罪のコメントまでしていて問題はないが、釈然としないものが残る。「前方を確認しない」「周囲の状況に気を取られていた」などの発言は、どうなるのか。群馬県警のトップである本部長だから、事細かく事故の状況について調べなかったのではないかと疑う者がいないのが不思議である。千代延氏は、1993年に警察庁に入庁し、エリートコースをた歩んでいる。2014年8月からは、福岡県警の暴力団対策本部長に就き、工藤会の壊滅作戦の陣頭指揮を執った。云わば、今回の工藤会の死刑判決の功労者である。就任後、トップ野村悟会長と田上不二夫会長を殺人容疑で逮捕するなど、組織の弱体化を図った。工藤会の死刑判決が手放しに評価されることに、疑問を感じてならない。工藤会が、市民を襲撃する凶悪な集団なのかどうかは、知らない。しかし、現代の刑事裁判で、「死刑判決」を下すことは、妥当な判決とは言い難い。永山基準など、死刑判決を下す際に重視されるが、応報的なものであって、現代の刑事裁判にそぐわないように思えてならない。いくら、工藤会が、狂暴なやくざ集団であっても、警察が、壊滅しなければならないのは、「山口組」だ。これまで、山口組を弱体化する機会が何度かあったにもかかわらず、警察は、実現し得ていない。最初から、「山口組」を壊滅する気などないのではと言いたくなる。山口組が、分裂したが、本家の弘道会の一人勝ち。群馬県警本部長にとって、今回の事故は、キャリアに傷がつかないのではないだろうか。歪な警察組織を象徴するような事件である。