孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「タワマン」や「高級住宅街」に住んで 自分の成功に満足する人間ほど野暮はない 「ボロ長屋」に住んでいても「一流の人間」がこの世には存在すると思う

関西の地方都市に住んでいると、さすがに東京のような「タワマン」はない。しかし、駅前に高級マンションがここ数年増えてきた。そうした高級マンションに住んでいる人間を見ていると、あまり人間的に尊敬できると思える人が皆無のように思えてならない。まず、私の住んでいる地域は、「お受験」が非常に盛んである。私立中学に私立小学校を新設して、20年近く経過した。また、公立高校が、私立に対抗する意図で、6年制の中高一貫校を併設した。当初は、「有名大学の進学率」を私立高校が独占状態である状態で、公立高校の教育を改善する目的であった。そのため、私立中学を受験するように、小学校低学年から「進学塾」に通わなくても、「学習指導要領の範囲内」で解ける入試問題を出題すると公表していた。ところが、競争率が異常なまでに跳ね上がり、「知能指数の高さ」が問われるような「新たなタイプの入試問題」が出題されるようになった。公立一貫校の「新たなタイプの入試問題」は、私立中学の入試問題よりも難しい。そのため、子供たちは、公立一貫校を受験するために、小学校低学年から「進学塾」に通わざるを得なくなった。首都圏並みの「お受験」が、地方都市でも盛んである。私立中学の小学部に通わせている家庭が、「タワマン」に住むような階層なのである。駅前に、この私立小学校に通わせている親の姿が嫌がうえでも目に付いてしまう。この親たちを一言でいうと、「バカ親」。人間としての「最低限度」のマナーもない。ただ「自分の子供」を一流大学に合格させたいだけ。「高級車」に乗って、子供を私立小学校にまで送っていく親も中にはいる。その親たちを見ていると、「欲ボケした」およそ「人間としての温かみのない顔」ばかりなのだ。おそらくその親たちは、「タワマン」あるいは「高級住宅街」に住んでいるだろう。父親は、医者、弁護士、一流企業の会社員。子供も、「私立小学校」から「一流大学」に進学して、エリートになるだろう。しかし、「人間として魅了のある」優れた人物は、この学校の中から生まれない。「タワマン」や「高級住宅地」に住んで、自己の成功に満足して、子供を「私立小学校」に通わせる。これほど、野暮なことはない。「ボロ長屋」に住んでいても、人間として魅力がある。あるいは、実際に世間には知られず、無名であるが、「才気溢れる」人間が少なからず存在すると私は思う。また、社会的に成功しても、「タワマン」や「高級住宅地」に住むより、「慎ましい住居」に住む人間の方を私は信用する。