その中で、袴田巌さんの「精神状態」を鑑定した精神科医の中島直氏のインタビューがあった。
この中島直氏の記事については、袴田事件の支援団体の方がされている「袴田チャンネル」をすべて引用したものだ。
袴田事件を一貫して取材し続ける小石勝朗氏という朝日新聞の元記者の方がいる。
小石勝朗氏は、2006年に「朝日新聞静岡総局」に在籍した。
その当時、袴田巌さんが、「無実」である記事を書こうとした。
その際に「朝日新聞静岡総局長」の男に、「社内の方針として、袴田巌さんが無実であると思うわれる」と言い放ち、小石勝朗氏に圧力をかけた。
2006年当時は、世間が「袴田事件」について無関心であり、「冤罪の可能性」を疑う事件の一つに過ぎなかった。
つまり、「再審無罪」と言う判決が下されない限り、そうした記事を書けず、仮に書いたとしても「白い目」で見られる風潮があるのだ。
この「朝日新聞静岡総局長」は、その後「違う件」で不始末をして、社内で冷遇される。
しかし、朝日新聞社を退職して、63歳で司法試験に合格する。
この男一体、弁護士になって、何をするつもりなのか?