毎日、異常な暑さが続いている。
私は、この暑さを体感すると、どうしても「袴田事件」において、袴田巌さんが、「取り調べ室」で、警察官たちから人権蹂躙をなされたことが頭から離れられない。
「袴田事件」の自白調書を心理学的な観地から、分析した浜田寿美男氏は、「冤罪事件」における無実の者が、自白に追い込まれる心理」を長年研究してきた泰斗である。
袴田巌さんは、極熱の日々の中で、1日12時間以上の取り調べをなされて、最後は、意識朦朧として、無理矢理「サイン」をしている。
このような「確たる証拠」が、弁護側の「証拠開示」によって発覚したにもかかわらず、検察は、「有罪立証」をしようとする。
袴田巌さんと姉の袴田秀子さんの人生を奪った「警察組織」は、人間ではない。