孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「バブル紳士」で「大物総会屋」 小池隆一 沖縄の「小さい贈収賄事件」で逮捕される 新聞は「ベタ記事」 大物の悲しい「末路」である

先日、新聞を読んでいたら、小池隆一と言う名前を目にした。記事は、「ベタ記事」どころか、誰もが見逃すほどの「小さすぎるもの」であった。事件の内容は、那覇市の市所有地の所有権を巡り、市議会議長在任中に議長室で現金五千万円を受け取ったとして、沖縄県警が11月15日に収賄の疑いで久高友弘容疑者ら2名を贈賄の疑いで、小池隆一容疑者2名を逮捕したというもの。久高友弘容疑者は那覇市と所有権を争う住人の後見人と共に不動産業者から現金5千万円を受け取ったとして今年3月に那覇市市議会議長を退職していた。どこにでもある「贈収賄事件」であったが、私は「小池隆一容疑者80歳」という文字を見て、衝撃を受けた。小池隆一と言えば、「バブル最盛期」に「大物総会屋」として、闇社会で名を知らしめた人物である。たったひとりで、第一勧業銀行を中心とする金融業界から100億円以上の不正融資を引き出した。1997年に小池隆一は、「証取法違反」で逮捕される。続いて、第一勧業銀行と四大証券の幹部ら32名が摘発されて、戦後最大の「経済事件」にまで発展した。この事件を契機に小池隆一は、世間から姿を消すことになった。小池隆一は、新潟県の高校を卒業して飲食店で働いていたが、昭和43年に上京して小川薫の義弟である玉田大成に弟子入りした。小川薫と言えば、「ピンク・レディー」を売り出したことで有名だ。「ピンク・レデイー」を売り出すために、小川薫は1億3千万円を工面したという。小池隆一は、昭和57年の商法改正で一時期総会屋を休業していたが、糸山英太郎木島力也児玉誉士夫というこれまた「いかがわしい人物」らと親交を結ぶ。それにしても思うのは、糸山英太郎の「闇社会」における「人脈の広さ」だ。糸山英太郎は、はっきり言って「逮捕されて当然」の事をしているにもかかわらず、「逮捕」をも逃れて、のうのうと生きている。私はこのような「輩」がのさばるのが「この社会の実態」だと思うと、「正義」などどこにも存在しないという絶望的な気分になる。1997年の事件によって、小池隆一のみならず「総会屋」が大企業に及ぼす影響も小さくなっていく。小池隆一は、鹿児島に逼塞していた言うが、沖縄県那覇市の「小さい贈収賄事件」でメディアにも報道されず、逮捕されるのは、悲しい末路のように私は思えてならない。