孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

糸井重里 飄々とした生き方は「偽りの姿」 妻は樋口可南子 高級車に乗って「そろばん勘定が上手い」 法政大学時代は「中核派」で学生運動に没頭 「団塊おやじのずるさ」を持った典型的な人

糸井重里と言えば、「ほぼ日刊イトイ新聞」を主宰して、「飄々とした生き方」のイメージが定着している。しかし、評論家の三浦展氏が、「イニシャル」で糸井重里の事を痛烈に批判していた。三浦展氏が言うには、糸井重里は、「仕事場に高級車で来て、手抜きの広告を提案して、お金の事だけしか話さなかった」と言う。その話を知って私はさもありなん思った。糸井重里の肩書は、「コピーライター」であるが、天才的な才能がある訳でもない。要するに、テレビに出演して、万人受けすることを適当にしゃべっているだけである。どうやら若い人は、糸井重里の「脱力した生き方」に魅力を感じるらしい。糸井重里は、法政大学時代に「中核派」に所属して、学生運動に没頭した。「団塊の世代」の大学生であれば、少なからずそうした運動にコミットした。しかし、糸井重里の場合は、本格的な活動家であったようだ。5回逮捕されたと言うが、真偽は定かではない。「明日は騒乱罪 第三書館」と言う本を最近私は読んだ。この本は、糸井重里岡留安則橋本治亀和田武戸井十月と言った「団塊の世代の作家」が、昭和55年に10年前の「大学生の頃の自分」を語るという内容。この本を読んで感じたのは、「団塊の世代」が「学生運動」にコミットしたのは、社会正義によるものではなく、「自らのアイデンティティーを確認する祝祭」のようなものであったことだ。ただ、この面々は、その後も「確固たる信条」に基づいて生きた点においては、評価されても良い。特に、岡留安則は「噂の真相」を創刊して、「ゲリラジャーナリスト」としての生き方を実践した。橋本治氏は、評論家としてユニークな論を常に展開した。戸井十月氏も写真家として、「暴走族」を追いかけたりして、生涯において「反骨精神」を貫いた。岡留安則氏は、糸井重里を「あいつは、転向した」と馬鹿に仕切っていたが、全くその通りだ。「団塊おやじ」は、変わり身が早いもので、「バブル景気」の恩恵を受けて、若き頃の志など何処へやら。そういう意味において、糸井重里は、「典型的な団塊おやじ」であると私は思う。