孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

女性器がどこにあるか分からない 知的障害のある青山正さんを 幼児に対する強制わいせつ致死罪で逮捕した 「ほんとうは僕殺したんじゃねえもの」野田事件 警察組織は「証拠を捏造した」 また近隣の住人たちも警察の捜査の手助けをした 知られざる「恐怖の冤罪事件」

昭和54年9月11日に千葉県野田市で下校中の小学校1年生の女児が強姦されたうえに殺害される事件が発生した。近隣に住む青山正さんがこの事件の犯人として青山正さんが逮捕された。逮捕の決め手となったのは、古井戸から発見された女児の洋服に金属油や金属粉が検出された。その金属油と金属粉は、青山正さんが「内職」で使用しているものと「同一」であったこと。そして犯行時間帯に青山正さんの「アリバイ」がなかったことである。逮捕された後に青山正さんは、警察官から徹底的に取調べられて、「虚偽の自白」をさせられていく。警察は、青山正さんが「知的障害」であるために、公判廷で「違法な取り調べ」があったと弁護側からの反駁を予期して「録音テープ」を回しながら、青山正さんを取り調べていく。しかし、この「野田事件」の「青山正さんの自白調書」を分析した奈良女子大学の名誉教授であり、「袴田事件」「帝銀事件」「狭山事件」など「冤罪事件」の「心理学鑑定」を行った浜田寿美男氏は、「録音テープが改竄されている」と主張した。また、青山正さんは、巧妙に「警察官たちの誘導」によって「自白調書」が作成されていったと弁護側の「心理学鑑定書」を作成した。そもそも青山正さんは、知能指数が50未満で「知的障害」があり、「女性器がどこにあるか」も分からないことが浜田寿美男氏の「供述鑑定」で判明した。「違法な取り調べのオンパレード」の事件であるが。特に露骨なのは、「女児の手提げカバンから切り取られた布片」を青山正さんが、「ポケットに入れて、定期入れに隠した」と証言させたことだ。この自白の瞬間も「録音テープ」に録音されている。しかし浜田寿美男氏は、「録音テープ」が中断されて、2時間後「定期入れ」を警察官が「押収物保管庫」から持ってくる。そして、「これだなぁ。」と青山正さんい問いかけて、青山正さんはうなずく。これが「犯人しかしれえない秘密の暴露」などと「裁判官」の良く認定した者だと私は腹わたが煮えちぎられる思いだ。警察官たちは「録音テープ」を切って、その2時間の間に「証拠」を捏造したのだ。この事件では、知的障害者の青山正さんが「あやしい、犯人です。二度と、刑務所から出させないでください」と近隣の住人たちは、警察の捜査に協力した。「冤罪」というのは、ある種「社会的弱者」が「スケープゴート」にされると言っても過言ではない。「野田事件」はその最たるものだ。2014年に千葉地裁松戸支部に「再審請求」した。長野智子さんらが「野田事件」を報道した。しかし、2018年の青山正さんは、70歳で無念の死を遂げる。「警察組織」が何の落ち度もない「知的障害者」である青山正さんを「犯人にでっちげた」ことがまかり通る。改めて、「野田事件」における「警察組織」の人権蹂躙が裁判所に黙認されていることを鑑みると、この世に「正義」などないと思わざるを得ない