孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「街録ch あなたの人生教えてください YouTube」 若者に影響力があるが 挑発的で邪道である もっと人生に肉薄したドキュメンタリーが見たい 今の時代はそういうのが流行しないだろう!

「街録ch あなたの人生教えてください YouTube」というYouTube番組がある。この番組は物凄く若者に影響力がある。有名人からまだ世間一般に知られていないが、一部の人の間では知られた人物が取り上げられて、自分の人生について語る。街録に出演すると、一気に知名度が上がる。毎回癖のある人物が出演するのだが、この人たちの言っていることがどこまで信憑性があるのか疑問に感じることが多々ある。特に「やくざ」「反社的な人物」の場合だ。武勇伝などを語っているが、どうも嘘くさい部分がある。以前中山一也という俳優がこの番組に出演した。何故、中山一也のような手合いを出演させるのかと私は腹が立った。自分が主役を降ろされて、作家の高橋三千綱氏を刺してケガを負わせた。ただの逆恨みでしかない。中山一也は懲りずに、松竹の映画館に車で突っ込んでいるのである。そうした人間の語る言葉に重みがあるだろうか。街録で中山一也は格好の良い「アウトロー」気取りで話していた。演出によって、ひとりの人間をどのようにでも見せることが出来るという事だ。この街録の生みの親は、三谷三四郎という人物である。テレビ局のADをしていた経験がある。しかしテレビ業界に見切りをつけて、YouTubeを開設した。確かに三谷三四郎は時代の空気感を読み取る才能がある。現在のテレビ番組は全く面白くない。ネットに慣れ親しんだ若い世代は物足りなく、不満を感じている。そのニーズに答えるべくして、街録のような番組を制作しているのであろう。ただ、挑発的で邪道であると私は思えてならない。一人の人間の人生を短時間でインタビュー形式で紹介し切れるだろうか。それも都合の悪い部分には触れずして。昔のドキュメンタリ―映画はその人の等身大の姿に迫ったものが多かった。テレビのドキュメンタリーも同様に。一人の人間を取り上げる際に、何ヶ月あるいは何年も費やすこともあった。そうした作業を省いて、短時間で本人の都合の良い事ばかり喋らすのは邪道であると私は思う。