孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「ニュース女子」制作のDHCテレビジョンに賠償命令

沖縄県東村高江周辺のヘリコプター発着場建設への抗議活動を取り上げた番組「ニュース女子」で名誉棄損されたとして、ヘイトスピーチ反対団体の辛淑玉共同代表が、制作会社のDHCテレビジョンを相手に起こした損害賠償請求の訴訟で、東京地裁は、1日名誉棄損を認め、550万円の支払いを命じた。また、東京地裁は、賠償金の支払いのほか、DHCテレビジョンのウエブサイトへの謝罪広告の掲載も命じた。東村高江のヘリパット建設に対する抗議活動を行っている人たちを「テロリスト」「武闘派集団」と表現し、「日当をもらてっている」などデマを流し、挙句の果てには、「辛淑玉氏を反対派を扇動する黒幕」とまで言う始末。これは、名誉棄損と認められて当然の判決だと思う。「左翼活動家がテロリストなのは」時代錯誤も甚だしい。「日当をもらっている」なら、具体的な金額が分かる証拠を提示してから報道するべきなのに、憶測だけで、ニュースを垂れ流すのは、とてもまっとうな、ニュース番組とは言い難い。ネット上では、この判決を気に食わない意見を散見する。いかに潜在的にヘイトに肩入れする、倫理観の欠片もない輩が多いかを証明している。なるほど、嫌韓ヘイト本がベストセラーになるのは、こういった輩がいるからなのだと納得させられる。何よりも許せないのは、DHCの吉田嘉明会長の差別発言だ。「サントリーのCMに起用されている、タレントはどういうわけか全員ほぼコリアン系の日本人です。そのため、チョントリーと揶揄されているようです。DHCは起用タレントをはじめすべてが純粋な日本人です」。ヘイトスピーチ云々より、「お笑いか何かのネタ」としか受け取れないもので、吉田嘉明の知的レベルの低さには呆れて物が言えない。沖縄で反対運動をしている人たちの揚げ足を取って悪い印象操作をするのは、卑怯なやり口ではないだろうか。2016年10月に、大阪府警の20歳代の男性警察官が、警備中に、「立ち去れ」「下がれ、クソ」そしてとどめに、「土人が」がと口汚く罵ったことが話題になった。その時、松井一郎は、「出張ご苦労様」と擁護した。この件についても、反対運動をしている人たちを悪玉にして、口汚く罵った大阪府警警察官に同情する声が上がった。この大阪府警の警察官の言い方を見ているだけで、吐き気がしてくる。反対運動をする人たちも、感情的になって、過激な行動に出ても仕方がないのではないだろうか。戦後、日本政府が沖縄問題に真摯に向き合ってこなかったことに原因があるように思えてならない。