孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

古市憲寿 「統一教会は安倍晋三元総理が付き合ったたくさんの会の一つに過ぎない」どこまで権力に迎合する社会学者なのか?

社会学者の古市憲寿が、フジテレビの情報番組「めざまし8」に出演した。安倍晋三首相が、8日に奈良市内で衆議選の演説中に、銃撃されて死亡した事件についてコメントした。「過去に政治家が襲われた事件は、何件もありましたけど、やっぱり政治的信条で襲われる事件とは、今回は、まるで違うと思うんですよ」と指摘した。「政治家って、橋下徹さんとか、僕とか政治家と日常的に接している人からすれば、常識ですけど、本当にたくさんの人とか団体とか組織と仲良くするじゃないですか。だから今回の宗教組織もあくまでたくさんの会の一つに過ぎなっかたわけども」と話した。そのうえで、「ある種、それがネットを中心に陰謀論のように宗教団体と安倍さんの関係が、深いんじゃないかって議論されてたわけですけど」とし、「この犯人、安倍さんとその宗教団体が近いという陰謀論という信仰になってしまって、それで今回の犯行に及んだっていうのは凄く皮肉だなって思いますね」と自らの見解を示した。古市憲寿のこの発言は、あまりにも酷い内容である。政治家が、たくさんの団体とか組織と仲良くするのは、当然であるが、ある一線を越えてしまってはいけない。安倍晋三元総理と統一教会の関係を距離をおいた適切なものと果たして言えるだろうか。また、「陰謀論」を誇張して、山上徹也容疑者が、被害妄想に取りつかれて犯行に及んだという見解は、あまりのも論理が破綻している。山上徹也容疑者の母親は、自らの不動産を失うまで統一教会に投資して、破産している。山上徹也容疑者は、そうした母親の姿を見て、何とも言えない感情に苛まれたのではないだろうか。被害妄想に取りつかれた、狂人の犯行として片づけることは、絶対あってはならないと思う。私は、古市憲寿が大嫌いだ。「絶望の国の幸せな若者たち」という本で一躍有名になった。この本が、悪書なのは、首都圏に住む一部の若者だけを取り上げて、日本の若者と普遍化してしまったことだ。古い言葉になるが、「勝ち組の若者」は、日常生活をまったりと楽しんでいる。ただそれだけの内容の主張が、あたかも現代社会の実態を抉り出したかのように称賛された。貧困、孤独、病気様々な事情を抱えて生きている若者の存在が、古市憲寿の視野にはないのだろう。冷めた物言いで、古市憲寿がコメントしているのを見ると不愉快極まりない。古市憲寿は、権力志向の人である。2012年の野田内閣では、「フロンティア分科会」の部会委員。そして2022年は、「新型コロナウイルス感染症対応に関する有識者会議」のメンバーである。社会学者なる者が、政権とズブズブな関係なのはいかがなものかと思う。