孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

ひきこもり 引き出し屋に無理矢理「精神病院」に入院させられ 3日間はオムツをはかされる ひきこもりに人権はあるのだろうか?

ひきこもり支援をうたう業者に無理矢理連れ出され、強制的に、50日間入院させられた30代の男性が、入院先の成仁病院に50万円を損害賠償を求めた訴訟の判決が16日に東京地裁であった。判決は、「入院は、法定要件を満たしておらず、違法」などとして、病院に、308万円の支払いを命じた。判決によると、男性は、大学卒業後、就職せずに、両親と同居していたが、2018年に父親が契約した「クリアアンサー」の職員に、自宅から連れ出さて、無理矢理に成仁病院を受診させられた。そして男性は、「急性一過性精神病性障害」と診断させられた。3日間は、オムツをはかされて、面会や電話も禁止された。この事件の根底には、高齢のひきこもり当事者の親が、「引き出し屋」という悪徳業者に藁にもすがる思いで頼らざるを得ないほどに、ひきこもり当事者の高齢化がある。「クリアアンサー」はこの事件のみならず、過去においても同様のトラブルを起こしている、悪評高い「引き出し屋」である。まず、今回の事件で驚いたのは、30代のひきこもり男性が、「急性一過性精神性障害」と診断されたことである。聞いたこともない疾患名である。仮に、男性が、一時的に精神的に混乱状態にあったとしても、何らかの精神疾患に罹患していたとは思えない。精神科医というものは、人を病気にしたがるものである。家族が、「ひきこもり」を恥じと思う意識があって、当時者の意思を無視して、行政や医療機関に頼るというケースが大半である。行政のやることほど、出鱈目なことはない。彼らは、所詮「親方日の丸」であって、高齢のひきこもり当事者と真摯に向き合う気などさらさらない。一方、精神科医も、ひきこもりに対しては、発達障害自閉症スペクトラム統合失調症などと適当な診断名を下すだけである。そもそも精神医療ほど非科学的なものはない。行政も医療機関も何故、何十年もひきこもりが、社会から撤退して、自らの殻の閉じこもったのか、その原因を突き止めて、本人と苦しみを共有するべきではないのか。いたずらに、ひきこもりの高齢化など喧伝しても、何の解決策も見いだされないと思う。