孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「アメトーーク」 吉本興業NSC11期生 中川家、ケンコバ、陣内智則、野々村友紀子ら 疾走する青春の日々を同期で共に生きた 熱すぎる奴らの姿を見て不覚にも感動してしまった

 昨日の「アメトーーク」が非常に見応えのあるものであった。最近の「アメトーーク」は、家電大好き芸人などくだらない企画ばかりで嫌気がさしていた。しかし、昨日の「アメトーーク」は、デビューから30年で吉本興業NSC11期生の同期の芸人である、中川家陣内智則ケンドーコバヤシ野々村友紀子らが集い、「ぶっちゃけトーク」をするという企画であった。また、吉本芸人特有の仲間うちのたわいない暴露話に終始すると思っていた。ところがである。内容が、非常に真面目で、それぞれの芸人が、この30年間のお笑い人生で何を考えて、今日まで生きてきたかを真剣に考えて、話しているのである。普通は、NSCの同期では、誰かがいち早くブレイクすると、嫉妬や妬みがあるものである。しかし、このNSC11期生にはそうしたことが全く感じられない。番組には、出演していなかったが、リーダー的な存在は、たむらけんじだという。この面々でいち早くブレイクしたのは、中川家中川家の兄の剛は、パニック障害を患ったほどで繊細でやさしい。このパニック障害の原因は、トミーズ雅であるのは有名であるが、それはまた別の話。この面々を見ていると、非常に強烈な個性を持っていて、自分のスタイルを確立していて、己の道をひた走るという感じが強い。特に、ケンドーコバヤシは、その傾向が強い。口では相手の事を悪く言っているのであるが、何とも言えない「友情」と「愛情」によってこのNSC11期生の芸人たちは結ばれているということがひしひしと伝わってきた。また、このNSC11期生の面々は、私が一番テレビを見ていた頃に若手としてわずかしか放送されない深夜番組に出て、必死に頑張っていた。そのためか20年近く前の私と彼らの青春の日々がシンクロして、不覚にも感動してしまった。私は個人的に、「ハリガネロック」の松口が好きである。松口は、非常に洞察力が優れていて頭が良い。彼が、話す言葉は、その辺の頭の良い振りをした若手大学教員やリベラルを自認する最近の馬鹿の1000倍重みがある。「お笑い芸人」は、頭が良くないと一発屋で消えてしまう。「自分が世間から飽きられないように」に常にアップデートし続けし続けるには、相当のメタ認知能力が必要とされる。熱すぎる友情に結ばれて、若き日々を疾走した「NSC11期生」のお笑い芸人たち。まるでドラマの一幕を生きたごとく彼らの「青春」は熱かった。