孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「維新の会」 和歌山県議員選挙に 生徒に木刀で数十回殴り「傷害罪」で逮捕された過去を持つ男が出馬 このような手合いが政治家として活動していることに怒りの声が上がらないのか? 

「維新の会」の議員の不祥事は、非常に多く質の悪いものである。しかし、大阪ではその人気が留まることを知らない。その影響によって、和歌山県にも「維新の会」から県議員選挙に出馬する者が、大幅に増えた。その中にトンデモナイ手合いがいる。浦平美博という。浦平美博が逮捕されたのは、2003年のことである。浦平美博は、自身が顧問を務める和歌山北高校において、「部員が指導を守らなかったことに腹が立ち、4人の部員に対して木製バットと木刀で数十回殴打したという傷害罪で逮捕された。和歌山地裁の樋口裕晃裁判官は、「学校教育の現場で、生徒に重傷を負わせて、学校関係者や父母らに与えた衝撃は少なくない」として、浦平美博に懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の実刑判決を言い渡した。生徒に激しい暴行を加えておきながら、執行猶予付きの判決である。「体罰」の「量刑相場」というものがあるのだろう。私は、「体罰」に対しては、もっと「厳罰化」を図るべきだと思えてならない。どこか、日本社会の慣習に、「体罰」というものに寛容である精神が根付いていることは紛れもない事実であるだろう。教師も人間であり、「腹が立つこともあり、普段は真面目で生徒思いの先生だから、大目に見てあげよう」というコンセンサスのようなものがあるとしか言いようがない。また、運動部などでは、「体罰」を「愛の鞭」などと、時代錯誤の考えがいまだ美化されている。はっきり言って、「体罰」は、「学校教育法」で禁じられた行為である。たとえ、どんな理由があっても、してはならないことである。浦平美博は、執行猶予付きの判決を受けた後に、市議会議員になる。何故、前科のあるものが、政治家になれるか。また、メディアも、断罪しないのだろうか。和歌山という土地は、結構「ダーティー」な事件が起こっているにも関わらず、中央のメディアはその恐るべき現実を知らないことが非常に多い。あるジャーナリストは、和歌山を「マフィア」が闊歩する「イタリア」と似通っていると指摘した。まさに正鵠を射た言葉だ。暴力団政治屋、闇社会の人間が利権を漁る。こうした土地柄は、二階俊博という「派閥の論理」を貫徹する政治家を生んだと言っても過言ではないだろう。浦平美博が、「維新の会」から出馬するというのはある意味必然ではないだろうか。上っ面だけの政策を掲げ、新自由主義的を推進して「社会的弱者」を切り捨てていく。公務員を仮想的に仕立てあげ、庶民の怒りの矛先を公務員に向かわせる。「維新の会」ほど、悪質な政党はないだろう。生徒に重傷を負わせる「体罰」で逮捕までされた浦平美博のような手合いが県議会議員に出馬することに、怒りの声が上がらないのは、民意の低下以外の何物でもないと私は思う。