和歌山と言う土地は、田舎ながら、「お受験」が盛んだ。
公立高校も、私立に対抗して、「六年一貫性の中学」を設けた。
本来であれば、私立を受験するために、高い金額を費やして「塾」に通わないでも、良いはずに設置したはずだ。
しかし、「公立中学」の問題は、異常なほど難しい。「地頭」が必要とされる「難問」が毎年出題される。
その難問対策のために、和歌山では、「塾」がこの20年の間に雨後の筍くできた。
私は、29年前に、智辯和歌山中学を受験して、合格して進学した。
親の強制ではなく、「自主的」に「エリートコース」を夢見ていた。
ところが、ある「人間のくず教師」との出会いによって、私の人生は「一変」した。
その教師は、「気に食わない」ことがあると、生徒に体罰を行った。
「体罰」の域を超えて、刑法上の「暴行罪」の「構成要件」を満たすものであった。
この「クズ教師」は、「俺は、ボクシングをやったことがある。大学時代は、空手部だった」と豪語して、生徒に「恐怖感」を与えた。
私は、空手をかじった経験がある。「通信空手」よりもマシな程度であるが。
その私からしても、「この教師」が「体罰」の際に使った「まわし蹴り」は、「素人に毛が生えた」ものだった。
私は、この「クズ教師」に目を付けられて、徹底的に嫌がらせをされた。
「教科書」で、頭を「どつかれた」こともあった。
それよりも「言葉の暴力」の方が酷かった。
今年、朝日新聞和歌山版に、この「クズ教師」の名前が掲載された。
記事の内容は、共通テストの際に、「きっと勝つ」と言う意味で、生徒に「キットカット」を配ったという趣旨のもの。
私は、新聞を持つ手が震えた。
「体罰」の域を超えて、「暴行罪」に問える行為をした「クズ教師」がまだ、辞めさせられずに「のうのうと」勤務している。
おそらくこの教師60歳になるか、ならないかの年齢だろう。
「汚い事」をした人間が「何の報いを受けずに、のうのうと生きている」。
まさに、これが「この世の真実」だ。
「この世に神も仏もいない」と私は絶望している。