「袴田事件」の再審開始決定に対して、検察が、特別抗告を断念して、3か月以上が経過した。
「世論」の声に押されて、検察が特別抗告を断念しただけであって、「正義」によるものではなかった。
「再審公判」が始まって、「三者協議」がなされているが、一向に進まない。
それどころか、検察がここにきて「有罪立証」する可能性が浮上してきた。
袴田巌さんが無実であることは紛れもない事実である。
しかし、検察が、「袴田事件」が冤罪であったことを認めることは、国家が冤罪を50年以上放置してきたことを認めることになる。そのため、いたずらに「再審公判」を長引かすのだろう。