孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

六角精児さん 96歳のお父さんはFacebookをして「このFがと」言うユニークさ 良い意味で「自己演出」が上手 過酷な芸能界で生き残ってきた名優さんだと思う

六角精児が、「六角精児の無理しない生き方」という本を出版した。いかにも六角精児さんらしい本である。六角精児さんが、この前朝のラジオで、「96歳の父親が、Facebookをして、半分意味が分かっていないみたいで。このFがどうのこうのと言っているんです」と発言していた。本当にユニークなお父様であられる。六角精児さんは、今や売れっ子の俳優になった。NHKの「呑み鉄本線日本旅」は、ある意味国民的な人気番組である。私は、この番組で不愉快なのは、壇蜜のナレーションであった。壇蜜は、「六角精児さんの大ファン」と自称していた。はっきり言って、これは、壇蜜の「好感度アップ」を狙ったものでしかない。どういう事かと言うと、「六角精児さんのような不細工の男がタイプな私って、良い女でしょ。顔で男を選ばないから」という世間の人に向けた「計算し尽くされたアピール」であるからだ。実際に壇蜜は、「イケメン」と結婚している。あの壇蜜のナレーションを聞くと私は吐き気を感じてならない。六角精児さんは、「相棒」で一躍ブレイクした。長い不遇時代を過ごした。相当苦労されたようである。古い2時間ドラマの再放送を見ていたら、六角精児さんが、無名の脇役でほんの瞬間だけ出演されていた。しかし、「独特の存在感」があり、やはり六角精児さんは、「売れるべくして売れた俳優」であると再認識させられた。「売れる俳優」と「売れない俳優」の違いは一体何なのだろうか。「演技力」は、もちろんであるが、それ以上に必要なのはやはり「その人にしか出せない雰囲気と空気感」だと私は考えている。たとえ、劇団出身で、「セリフの言い回し」が巧みであっても、売れない俳優は芸能界において絶対陽の目を見ることはないだろう。六角精児さんの話は、非常に面白い。その辺の吉本芸人の1000倍面白い。それは、人生の辛酸をなめた苦労に拠る所が大きいのではないだろうか。また「自己演出」が巧みである。「ダメなおじさん」を世間に印象付けている所なんかは、緻密に計算し尽くされた演技のようだ。そういう意味で六角精児さんは、名優である。