孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

兵庫県警 パワハラ自殺 和解で済む問題なのか 「カンニング」をしたと濡れ衣を着せられ 「ボケ!」と罵詈雑言 24歳の前途ある青年の人生を奪った兵庫県警の罪はあまりにも大きい

2015年に兵庫県警の機動隊に所属していた当時24歳の木戸大地さんが先輩の隊員からパワハラが原因で自殺したとして遺族が損害賠償を求めていた控訴審をめぐり両者が和解する方針であることが関係者への取材で分かった。一審の神戸地裁パワハラを認定し兵庫県に100万円の支払いを命じていた。しかし自殺との因果関係を認めていなかった。木戸大地へのパワハラはすさまじいものであった。カンニングをしたと濡れ衣を着せられたり、「ボケ木戸!」などの罵詈雑言を浴びせられるなどパワハラの域を越えた「いじめ」以外の何物でもなかった。学校教育の現場でも、いじめた自殺の加害者は法的な処分を受ける。それなのに、社会正義を実行する機関とされている警察組織での「パワハラ」においてこのような和解だけで済ますことに疑問を感じてならない。警察組織の人間関係ほど歪んだものはない。「嫉妬」「ねたみ」「そねみ」ありとあらゆる良からぬ感情が渦巻く世界である。最近は、女性警察官も増加してきたが、やはり「男の世界」。男の嫉妬ほど質の悪いものはない。警察組織における人間関係が陰湿なのは、やはり「厳し過ぎる身分社会」だらである。本部長は、東京大学卒のエリート。20代で都道府県警察の「捜査2課長」を歴任して、出世街道を歩んでいく。ノンキャリアは、本部長と喋ったことすらないことも多々ある。普通の企業では考えられないことが、「警察一家」では当たり前なのである。そうした人事システムに不満を持つ者が出て来るのが当然。ノンキャリアは定年前にどれほど出世しても限度がある。そうした人事システムをすんなりと受けいれて、早々と出世を諦めた警察官は、悪事に手を染めるようになるのである。風俗業者あるいは暴力団幹部に「捜査情報」「ガサ入れ日時」などを漏洩して、ただ遊びしたり、賄賂をもらうのである。木戸大地さんは、正義を夢見て警察官になったという。しかし実態はあまりにも腐敗し切った「警察組織」の現実の姿がそこにはあった。24歳の前途ある青年の人生を奪った兵庫県警の罪はあまりにも大きい。