孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

兵庫県警 機動隊員自殺 「ボケという暴言」「裸踊りの強要」「カンニングの濡れ衣」24歳の青年に対してあまりにも非人道的な仕打ち 

2015年兵庫県警機動隊に所属していた木戸大地さんが、自殺したのは、上司や先輩からパワーハラスメントを受けたのが原因だとして、兵庫県に約8千万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁は、両親に約100万円の支払いを命じた。先輩や上司のパワーハラスメントうつ病の発症を認めたが、自殺に至るまでの因果関係は認めなかった。両親は、控訴する。明らかな不当判決である。うつ病の発症が、自殺の直接的原因ではないとすれば、何故木戸大地さんは、死ななければならなかったのか。原告の代理人の弁護士は、この判決について、「パワハラの度合いについての認定に問題がある」「判決でうつ病と自殺の因果関係がないとされたが、逆に別の要因があったかの精査もしていない、司法のブラックボックス化は否めない」と判決を批判した。木戸大地さんが自殺をする直前に同僚であった山本翔さんが、寮の中で自殺を図っている。兵庫県警機動隊において、木戸大地さんや山本翔さんらが所属していた当時「パワハラ」が横行していたのではないだろうか。遺族が訴えなければ、自殺しても、この種の警察不祥事は隠蔽されるのが常である。木戸大地さんは、宴会での裸踊りを強要されたり、「ボケ木戸」などの暴言を吐かれたり、カンニングの濡れ衣を着せられたりした。はっきり言って、「パワハラ」の域を超えて「いじめ」である。木戸大地さんには、婚約者がいて、結婚準備まで進んでいたという。遺書には、家族と婚約者に向けて「先立つことへの謝罪」が、綴られていた。また、いじめた先輩隊員に対するメッセージも残っていた。正義感の強い前途洋々の24歳の青年の未来を奪っても平気なのが警察組織である。どこの組織でも少なからず、「パワハラ」が存在する。しかし警察組織の「パワハラ」は常軌を逸したもので、非常に質が悪い。一般市民は、「警察は正義の実行機関である」と誤った認識を持っている。死者が出ているのに、「警察24時」を喜んで見ている人がこの国の大半であるかと思うと、あまりにも絶望的だ。