孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「綾瀬コンクリート殺人事件」 少年たちの所業は鬼畜以外の何物でもない しかし少年の親が「共産党員」であったこと 共産党系の弁護士が少年たちの弁護を受任したことは何の問題もない 

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昭和63年から昭和64年1月にかけて東京都足立区綾瀬で少年たちが女子高生を拉致して輪姦し、その後40日以上にわたって監禁して集団で暴行・強姦を繰り返した昭和史上に残る「綾瀬コンクリート殺人事件」。この加害者の少年の親が共産党の幹部であったをことを過剰に反応して、共産党員の子供であるからこのような犯罪を犯すという論理の飛躍を展開する人たちがいる。特に週刊新潮というメディアはこうした事に飛びつきやすい。週刊新潮はよほど左翼が嫌いなようだ。色と欲と金という人間の本能に訴える記事を書く事をモットーにした週刊新潮の名物編集者斎藤十一の教えが今も週刊新潮に受け継がれているのだろう。斎藤十一週刊新潮を創刊した天才的な編集者である。後にFOCUSを創刊して、「君たち、人殺しの顔を見たくないのかと」発言したことはあまりにも有名な話。斎藤十一は口下手であったが、読者が何を求めるかを察知する先見の明があった。それは誰もが認めることである。「綾瀬コンクリート殺人事件」の加害者の少年の一人が共産党幹部であったため、加害少年の弁護士に共産党系の弁護士が受任した。これは当たり前のことで何ら問題がない。たとえどんな犯罪を犯した被告人であっても、弁護士が付く訳であって、綾瀬コンクリート殺人事件が特別なケースとは言い難い。また赤旗紙面で、被害者を中傷したというのは事実無根でしかない。むしろ問題なのは加害少年の家族までバッシングする風潮である。宮崎勤容疑者の家族は自殺した。宮崎勤が犯した犯罪の責任の一端はあったかもしれないが、世間が宮崎勤の家族を断罪する権利などないのである。日本と言う国は、加害者のみならず加害者の家族までもその罪を問うべきという古い価値観がいまだ支配している。そのことによって犯罪加害者家族がどれほど社会から偏見と差別に晒されているか。「綾瀬コンクリート殺人事件」の加害少年は再び犯罪を犯したという。「少年法」の意義について考えさせれる事件である。しかし共産党員であるから鬼畜のような所業と呼べる犯罪を犯したというのは論理の飛躍も甚だしい。