孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

沖縄県警は速やかに証拠を開示し、真実を公表するべき 沖縄県警を擁護し、少年たちを断罪する人たちの無知さ

1月27日深夜から28日未明にかけて沖縄警察署の周辺に、若者数百人が集まり、投石などで、署の正面玄関のガラスを割るなどの暴動が起きた。27日の未明に17歳の高校生が、運転するバイクと警察官が接触する事故があり、「高校生が、警察官に警棒で殴られて、失明した」という情報が、SNSで拡散した。事件発生から、5日も経過しているのにいまだ真相が解明していない。少年側と警察側の見解が異なっている。警察は、「路上で暴走行為を取り締まっていた警察官がバイクを運転中の少年に、職務質問しようと静止し、呼びかけた際にけがをした」とういもの。一方、少年の親族は、「単独事故ではなく、暴行によるもの」と反論している。この事件で許せないのは、ネット上で、警察側に与して、暴動を起こした少年たちをまるで輩のように侮蔑していることだ。根底には、沖縄の人々に対する差別や偏見があることは間違いないだろう。この事件の一番も焦点は、「警察官による警棒を使った有形力の行使が、果たして、法律上妥当なものであったか」に尽きると思う。現場には、少年と警察官の二人しかいなかった。こういう場合は、とかく警察官の証言が採用されてしまう懸念がある。仮に、少年が警察官に、刃向かい、暴行を加えようとしたとしても、失明する程の傷を負ってしまうぐらい、警棒を使用したとすれば、行き過ぎた、有形力の行使である。警察官は、柔剣道を修練し、少年1人ぐらいに襲われても、警棒など使わず、素手で対抗するべきではないのかと言いたい。警察官は、集団で弱い者を制圧する傾向がある。過去において、どれだけの犠牲者が出たかということは、一般の人は全く知らない。2007年に佐賀県で発生した、「安永健太君事件」という痛ましい前例がある。障害者作業所からの帰宅途中に、不審者と勘違いされて、安永健太君は、警察官5人に制圧されて、亡くなる。最高裁判所まで、争ったが、結果は敗北。こうした、警察官の違法行為を特別公務員暴行陵虐罪、特別公務員職権濫用致死傷罪などで告訴する、付審判請求の機能は全く果たしていない。裁判所が、警察側の主張を無条件に受け入れてしまう。亡くなった被害者と遺族は、泣き寝入りする他ない。やはり日本は、こういう事件が発生した時に、警察が正しいと思う人があまりにも多いのは、非常に残念である。警察は、国家の治安を維持するためなら、多少の有形力の行使は許されるという考えは、非常に危険なことだと思う。