孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

芸能界一危険な男 中山一也 作家を刺し、倉本聰宅で割腹、映画館に車で突っ込む サイコパスの域を超えた言動

中山一也という俳優がいる。Ⅴシネマにちょこちょこ出演しているぐらいで、ほとんど知名度はない。しかし、過去に信じられない行動を取っている。高橋三千綱という作家を刺し、脚本家倉本聰宅で割腹自殺を図り、松竹の映画館に車で突っ込むなど、事件を起こしている。高橋三千綱氏を刺したのは、中山一也が、高橋三千綱氏の原作「真夜中のボクサー」を映画化するに当たって、主役に選ばれた。しかし、高橋三千綱氏が急遽主役を中山一也から田中健に変えたことがきっかけで、中山一也は逆恨みするようになり、犯行に至った。中山一也は、「2月にチャンピオン役に応募して合格。台本をもらって、役に取り組んでいた。しかし27日夜に、役を降ろされたことを知り、NHK高橋三千綱氏に会いにいった」と警察署で供述している。中山一也を主役から降ろした理由について、高橋三千綱氏は、「彼は、写真では、ボクサーにピッタリの印象であった。しかし、セリフを言わせてみると、やくざみたいな口調になるので無理だと思った」と語っている。中山一也を擁護する訳ではないが、これは、高橋三千綱氏の落ち度ではないかと思う。自らの原作を、映画化し、しかも、監督までするのであれば、写真で適当に選ぶより、実際に俳優に会って、オーディションをしたうえで選考するべきである。「真夜中のボクサー」という小説を読んだことがあるが、非常に秀逸な作品である。中山一也は、文学座17期生。数多くのドラマの端役に出演していて、いきなり映画の主役に選ばれて、嬉しかったと思う。セリフの言い回しが良くないだけではなく、どこか演技に柔軟性がない感じがする。ルックスもさほど悪くないのだが。中山一也は、懲りずに、また事件を起こす。昭和63年に倉本聰氏宅で割腹自殺を図る。理由は、「北の国からに感動して、倉本聰氏に会いたく、名前を覚えてもらいたかった」というものである。意味不明の言動である。この1年後には、「松竹セントラル」に大型車で突っ込んで、正面ドアを破壊して、器物損壊の容疑で逮捕されている。吉田豪が、中山一也へのインタビューや対談をしていたが、いまひとつ「世間受け」しなかった。最近では、ビートたけしに喧嘩を売るtweetをしている。公序良俗を乱す人間ではあるが、私は、中山一也を唾棄するべき存在とは思えない。中山一也の演技を見ていると、「本当の悪」に成り切れないで、悪戦苦闘している「憎めないところ」があるからだ。使いようによっては、バラエティー番組で、大ブレイクする可能性があるように思えてならない。