孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

お笑い芸人見取り図の 「恋愛応援企画」 モテなさそうな男とチョイモテしそうな男を女に告白させる やっていることは「とんねるずのねるとん紅鯨団」と同じ 非モテ男を侮蔑するだけのカスみたいな番組

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毎日放送で吉本芸人がそれぞれの企画を担当する短時間の番組が深夜に放送されている。この番組は、全国ネットなのか良く分からない。しかし、一回見ただけで、既視感を感じた。昔大人気があったとんねるずの「ねるとん紅鯨団」という番組と非常に似ているのである。「ねるとん」という言葉が、一般の若者言葉として定着したぐらいにこの番組は視聴率が高く人気があった。男が、女に告白させる。そして、女が、承諾するか断るかを視聴者が見るという内容である。私は、まだ子供であったが、この番組をリアルタイムで姉と一緒に見ていた記憶が鮮明に残っている。私は、「早熟な子供」であったのだろうか。私は、1981年生まれなので、「あいのいり」世代である。あの番組が、人気があった当時私は大学生で、同世代の人間として複雑な感情で見ていたような気がする。「ねるとん」は、男が女に「付き合い」をお願いするという1980年代の「恋愛事情」を象徴するものであった。いかにも、「モテなさそうな男」が、女に告白して、あっさりと断られる。視聴者もあらかじめ結果を想定することができて、安心して見ている。ある意味で非常に残酷な番組ではないだろうか。見取り図の「恋愛応援企画」でも、「全くモテなさそうな男」と「チョイモテしそうな男」を上手く混じらせている。そして、女に告白させて、結果を視聴者が楽しむ。やっていることは、とんねるずの「ねるとん紅鯨団」と全く同じではないだろうか。今週の火曜日に見て、私が腹が立ったのは、出てきた女が、「ブス」であったことだ。こんな「ブス」に男を選ばせて何の意味があるのか。「せめて、美人な女を出せば良いのに」と思い、テレビを蹴り倒しそうになった。この種の「非モテ男」「恋愛弱者男」が、女に告白して、断られるのを見て視聴者が楽しむ。これは、テレビのお笑い番組の企画とはいえ、「差別」や「偏見」を助長するように感じてならない。「非モテ男」「恋愛弱者」の人権というものが蔑ろにされているのが今の日本ではないだろうか。