孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「朝日新聞社」に抗議をして拳銃自殺した 野村秋介 河野太郎の祖父である河野一郎の家に火をつけて 経団連を襲撃 私とは思想が違うが 「清廉潔白な生き方」を通した最後の文化人 

野村秋介という「新右翼」がかつていた。今でも熱烈なファンが多いうえに、「左翼」からも評価されている人物である。野村秋介は、1993年に「朝日新聞社」に抗議にするために訪れ、当時の社長をはじめ重役たちの前で拳銃自殺をした。野村秋介が、「朝日新聞社」ともめるようになったのは、「週刊朝日」で山藤章二が、野村秋介が選挙に立候補する際に立ちあげた党を「虱の党」と皮肉ったことに端を発する。野村秋介は、朝日新聞と「刺し違える覚悟」を持っていた。それまでにも、野村秋介は、「新右翼」「民族派」として「テロ」を起こしていた。昭和38年に河野一郎邸を焼き討ちして、懲役12年の実刑判決を受ける。刑務所から出所すると今度は、経団連を襲撃して再び実刑判決を受けて服役する。野村秋介が常に、怒りの矛先を向けたのは「権力」である。そのためには、自己の利益を顧みることなく、「テロ」をも厭わない。野村秋介に心酔する人が多いのは、その「清廉潔白な生き方」に引きつかれるからである。文藝春秋が、朝日新聞阪神支局を襲撃した「赤報隊」について報道した。赤報隊の正体を野村秋介の周辺にいた「右翼」とする内容である。この人物は、野村秋介と親しい「サム・エンタープライズ」の社長盛田正敏と言う人物。朝日新聞阪神支局が襲撃された時期に、「リクルート社」も襲撃される。その後、「リクルート社」から「サムエンタープライズ」に資金提供される。そして、盛田正敏が野村秋介に渡した3000万円が「赤報隊」の逃走資金になったというのである。この話は、どこかおかしい。朝日新聞阪神支局を襲撃した犯人は、「右翼」ではない。警察は、「捜査線上に上がっていた右翼」を調べ尽くしたが、「アリバイ」があった。野村秋介は、犯行に関与していない。真犯人は、統一教会である。当時、朝日新聞の記者が、「統一教会」の霊感商法を追っていた。そのために、事件が発生したと見るのが妥当だ。野村秋介の「天皇・皇室」を崇拝する思想には私は絶対にコミットできない。しかし、「朝日新聞社」に自身の命をもって抗議をしたその「情念」には感極まるものがある。