孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

中尾彬 「ねじねじ」を半分処分 粋な生き方を通す俳優

婦人公論jpで、中尾彬池波志乃が「終活」で、断捨離を始めた記事が掲載されている。この2人の会話が、非常に面白く、洒落ている。「ねじねじは、半捨てたけど、まだ200本あるかな。不思議なもので、結局好きな色や生地しか使わないんだ」とユーモアたっぷりに笑わせてくれる。私は、中尾彬という俳優が好きだ。まだ、ダウンタウンⅮXなどのバラエティーに、出演する前から、注目していた。悪の強さ、薄汚い役を演じさせれば、右に出る者はいないのではないかと思わせる、圧倒的な演技力。以前、NHKのラジオ深夜便で、演技について、アナウンサーから質問された折に、非常に真摯に役柄に臨んでいる姿が、垣間見えた。また、役者としての美学を持っていることを、再確認させられた。悪役を演じることほど、難しいものはない。中尾彬の場合、主役を食うぐらいの存在感を見せつける。暴れん坊将軍尾張大納言宗春役、極道の妻たち暴力団幹部などその最たるもので、一度見たら、忘れない、印象を残す。イマドキの俳優で、これほどの演技力のある者は皆無ではないだろうか。最近は、バラエティー番組で、毒舌で、注目を受けた。面白いのは、「挨拶をしないやつが、3人いる」という名言。3人どころではないと思うが。昔気質で、真面目な、中尾彬にとっては、演技力もないのに、偉そうな態度を取る人間が許せないのだろう。広末涼子に、「枕営業しているのか」と怒ったという真偽定かではないエピソードは、笑わせてくれる。中尾彬を生理的に受け付けない人も多いだろう。そういう人は、芸の世界の事を知らないだけ。中尾彬は、日活のニューフェイス出身で、相当、芸歴が長い。浮き沈みの激しい芸能界で、常に一線で活躍してきたのは、実力がある証拠だ。北野誠さんが出演していた、「サイキック青年団」というラジオがあった。芸能界の薄汚い、輩たちに、番組は潰されたが。北野誠さんは、常々、中尾彬さんをネタにしていた。悪い意味ではなく、リスペクトを込めてである。伊丹十三監督が不審死を遂げた時に、中尾彬は、「殺られたなぁ」と意味深長な発言をされた。おそらく、創価学会とのトラブルを示唆されたものではないかと思う。芸能界と創価学会の蜜月は、タブーとなっている。そうしたことに、距離を置いてる所が素晴らしい。「終活」も良いけれど、まだまだ、スクリーンで、俳優中尾彬の名演技を見たいものだ。