前の宮崎県知事でタレントの東国原英夫が、来年1月に任期満了を迎える宮崎県知事に出馬する意向を固めた。東国原英夫ことそのまんま東の最近のテレビでの、コメントがあまりにも酷すぎる内容である。言いたいことが、一貫しておらず、その場その場で適当なことを口に出すだけのものに終始している。ビートたけしがフライ―デー襲撃した時も同行した過去がある。しかし、もっとこの人には、前科がある。1998年に「イメクラ」で未成年の店員から、性的サービスを受けたものだ。この「イメクラ」の経営者は、逮捕された。東国原英夫は、警察の事情聴取で「18歳未満とは知らなかった」と言い訳をした。そして、しばらく芸能活動を自粛することになる。その間、東国原英夫は、勉強に目覚めて、早稲田大学の2部に合格する。20年ほど前の深夜のテレビ番組で名前を忘れてしまたが、東国原英夫が、若手芸人に自分がどれだけ勉強して、頭が良いか見せつけていたことが今でも強烈に残っている。よほど、自己顕示欲の強い人間なのだろう。2007年に宮崎県知事選挙に出馬して見事に当選を果たす。東国原英夫の「どけんかせんといかん」は、一躍有名になった。2011年までの4年間の東国原英夫の県政は、いかがなものだったのか。宮崎県で家畜の口蹄疫が拡大した折に、東国原英夫は、自らの政治パフォーマンスを演出することに終始して、適切な処置を講じなかった。そのため約27万頭の殺処分を与儀なくされて、約2000臆円の対策費を投入されたが、「宮崎県の検証は、余りにも自己弁護的な総括」として刑事告発されている。口蹄疫の問題に真摯に取り組まず、知事の役割を逃げるようにして、東国原英夫は辞める。あろうことか、今度は、2012年の衆議院選挙に、「維新の会」から比例で出馬して、1位で当選する。「維新の会」から出馬するところに、東国原英夫の打算が見え隠れしてならない。確たる政治的信条もなく、ただ自己の地位と名声を得たいがために、政治家になる、元タレントをちやほやしてきたメディアにも大きな責任があるのではないだろうか。