吉川美代子が、「情報ライブミヤネ屋」で「共産党などのコメントを見ていますと世間の注目が集まっているこの時に急に言い出すというのは、パフォーマンスっぽい」と言い放った。これは、全くの事実誤認であるにもかかわらず、吉川美代子は、謝罪するどころか開き直っている。自身のインスタグラムで、「日本共産党は、昭和53年から昭和63年までは、国会で追及しています。この30年近くは、今日のように、統一教会追及チームをつくることはしていません」とし、コメント最後に「被害者がいる現実をきちんととりあげてほしい」と言ったことを一番伝えたいことですと書いた。共産党は、今日の記事で具体的に例を挙げながら、吉川美代子の失言に反論している。日本共産党は、「追及チーム」を発足させた否かにかかわらず、統一教会の霊感商法については、昭和63年以降もくり返し取り上げてきました。例えば1990年4月19日の衆院物価問題等特別委員会で、菅野悦子議員が。1998年4月28日の衆院法務委員会で、木島日出男議員がそれぞれ質問し、政府に厳正な対応を求めています。また文鮮明の日本入国問題については、1992年3月27日の衆議院法務委員会で、橋下敦議員が法務省を追及していますが、これらは国会会議録で検索すればすぐに分かることです。具体的な日時と誰がどのような発言をしたかまでの証拠を持って記事を書いているところを見ると、共産党は、余程吉川美代子の発言に怒りを感じているのだろう。「しんぶん赤旗」でも統一教会の反社会行為を系統的に取り上げ、2002年から2021年まで69本の記事を党のホームページで公開しているという。安倍晋三元首相が、昨年9月統一教会系も「天宇平和連合」の集会にメッセージを送り、韓鶴子総裁に「敬意を表します」と述べた事実も、安倍前首相「総裁に敬意、宣伝利用で、霊感商法被害拡大の恐れ」という記事で警鐘を鳴らしている。共産党が、長きにわたって統一教会を追及してきたことは、紛れもない事実である。吉川美代子は、謝罪すらしていない。どうも共産党を軽んじても良いというコンセンサスが、メディアで共有されているように思えてならない。正しいことを調べず、軽はずみで発言するような吉川美代子のようなコメンテーターは、降板させるべきだ。