孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

キダ・タロー先生 「浪速のモーツァルト」「カツラ」を被っておられる 91歳の関西芸能界の長老であるが、その芸風に「やさしさ」が感じられる

キダ・タローという芸能人を関東の人は知らないだろうが、最近「探偵ナイトスクープ」の最高顧問として出演されて、名前を知った人も多いと思う。キダ・タローは、今年で御年92歳になられる、関西芸能界の最長老で、浜村淳と並ぶ、関西芸能界の生き字引的存在である。キダ・タローと言えば、「浪速のモーツァルト」と呼ばれ、4000曲以上の作曲を手掛けている。代表作は、「かに道楽」のCMや「アホの坂田」といった曲。「浪速のモーツァルト」とどこか小馬鹿にした呼び方であるが、関西ならではの「親しみ」があり、それだけ、キダ・タローが愛されるキャラクターなのではないだろうか。この前の「探偵ナイトスクープ」でも、かなり御歳を召されていたが、相変わらずあの髪型は変わらないことに、妙な安心感を感じてしまった。キダ・タローの頭は、明らかに「ヅラ」である。そのことに対して、誰も突っ込みを入れない暗黙の了解があるのだろう。キダ・タローの頭を「ネタ」にしていたのは、北野誠さんたちだけであった。残念ながら、北野誠さんは、芸能界の大御所周防郁雄創価学会によって、圧力をかけられ、関西芸能界から追放されてしまった。今は、名古屋のラジオで活躍されるいるようだが、余りにも残念である。キダ・タローは、酒もたばこを好み、運動もせずに、不摂生な生活を続けてきたが、大病を患ったことはないそうだ。5男1女の末っ子として生まれ、皆に愛されて育った。また、学生時代は、病弱で、持久走で同級生らが、おぶって走ってくれたことがあるほどの運動音痴であるという。高校生の頃から、アコーディオンを始め、18歳からキャバレーでピアノを弾き始めたというから、相当の芸歴である。キダ・タローは、基本的に毒説であるが、その根底には「人を小馬鹿にするような悪意」のようなものが全くない。毒を吐きながら、不思議と「やさしさ」のようなものが感じられる芸風であると、私は思う。そうした芸風こそが、正当派の「関西のお笑い」なのだが、その継承者がいないのが残念である。