孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

神奈川県警 最大の闇 取り調べ中に被疑者が拳銃で自殺 あまりにも不自然な死に方 残された娘は泣き寝入り 取調室で警察官はやりたい放題  

2000年前後、神奈川県警は、不祥事が続発した。その中でも、最も忘れ難いとともに、「警察の闇」を感じさせる事件がある。1997年11月8日に、横浜市西区にある戸部警察署内で、銃刀法違反で逮捕された55歳の男性が取調べ中に、銃弾を左胸に受けて、搬送先の病院で、心臓破裂で死亡した。神奈川県警の発表による、押収した拳銃を「見せて欲しい」と逮捕された金融業者が、頼み、隠し持っていた実弾を銃に込めて、自らの左胸を撃った。つまり、金融業者が、自殺したというものであった。金融業者には離婚した娘がいた。その娘は、「父が亡くなったのは土曜日で、事件が起きていなければ、その2日後の月曜日に、私が差し入れに行く予定になっていた。そのことを知った父は楽しみにしていた。そんな父が自殺することなど絶対ありません」と涙ながらに語った。また、監察医の所見によると、普通「自殺」するなら。こめかみを撃つはずだし、「銃創」そのものが不自然であると指摘した。神奈川県警は、事実関係をまともに調べることなく幕引きする。死亡した金融業者の取り調べに当たった警察官は、「戒告」処分。この事件に関与した残りの警察官たちも軽い処分で済まされた。父親を失った娘は、神奈川県相手に慰謝料920万円を求める訴えを提起した。しかし、2005年9月に最高裁第2小法廷の中川了磁裁判長は、この娘の上告を棄却した。「警察官の誤殺」と認め、500万円の支払いを命じた1審判決を取り消し、「男性は自殺」とした東京高裁の判決を維持したことになる。この事件ほど、「警察の暗部」を象徴した事件はない。「娘が父親が自殺する理由など全くない」と証言していること。監察医の医学的な見地からも、「自殺説」は否定されて当然なのである。死亡した金融業者はトラブルを抱えていて、その相手が、取り調べ室に乱入して、射殺したというきな臭い噂まである。もしその噂が事実なら、警察官たちが第三者を勝手に「取調室」に入れたことになる。いずれにしても、取り調べ中に被疑者が拳銃で何者かに射殺されるという前代未聞の事件だ。神奈川県警の上層部は、事件の真相を闇に葬り去った。そして、司法も、警察の不正を糾すどころか、警察の違法行為を黙認した。こうしたことがまかり通るのは、許せないことである。