今日は、「日本国民救援会」が主催する、布川事件の桜井昌司さんの人生を描いた「オレの記念日」の上映と桜井昌司さんの講演会に行ってきた。
「日本国民救援会」は、共産党の関連団体で、様々な「冤罪事件」を支援している。
私は、共産員ではない。しかし、桜井昌司さんに質問したいことがあって、主催者さんに電話して、「質疑応答」の時間を与えて戴いた。
桜井昌司さんに、私は、次のように質問した。
「冤罪事件」には、2種類あります。一つは、「灰色無罪」。もう一つは、「完全なる無実」。桜井昌司さんの生き方を見れば、「灰色無罪」ではなく、「完全なる無実」だと思います。
「灰色無罪」は、裁判において、刑事訴訟法の鉄則「疑わしきは被告人の利益に」を忠実に適用したケース。実際に「真犯人」である可能性もあることだ。
「無実」は、警察が「でっち上げた冤罪」で無理に「真犯人」に仕立てられたケース。
桜井昌司さんは、「灰色無罪なんてないよ!」と気分を害された。
私は、その場で、謝り、次の言葉がなかなか出てこず、頭が混乱してしまい、パニック状態になった。聴衆の面前で「恥をかいた」感じで、今日は、非常に落ち込んでいる。
しかし、「冤罪事件」の中には、実際に「真犯人」であるが裁判では、「無罪」となった事件が少なからず存在する。
著名な弁護士の方々も、「そうした事実がある」と語っている。
基本的に「無実」と「無罪」は、違うという私の考えは間違っていない。