「大崎事件」の再審請求に弁護士人生を賭けているのが鴨志田祐美弁護士である。
鴨志田祐美弁護士が、司法試験に合格したのが、40歳の時。
司法修習生の時から、「大崎事件」にかかわり、以来20年間、弁護士人生を「大崎事件」に賭けている。
私の同級生で、弁護士になった者が非常に多い。しかし、彼らは、絶対に「刑事弁護」を専門とせずに、「民事事件」で大企業の顧問弁護士となって、お金儲けしか考えていない。
私が、通っていた高校が異常な管理教育で、体罰の域を超えて、暴行罪に問われるべき「暴力教師」がいた。
私は、この教師の事を再三ブログで書いてきた。
この教師は、「朝日新聞」和歌山版で、共通テストの日に生徒に「キットカット」を「きっとテストに勝つ」という意味で配ったという「素晴らしい教師」として紹介された。
私は、この教師から蛇蝎に嫌わると同時に、この学校の「管理体制」に疑問を感じ、一切勉強を放棄した。
しかし、「司法試験」に合格した同級生たちは、この教師に反発を感じるどころか、好意的な感情を持ち、「超一流大学」に合格するためだけに勉強していた。
そのような人間は、必然的に「保守的な思考」を持ち、「社会的弱者」の事など全く視野にない人間になる。
鴨志田祐美弁護士は、弟さんが「障害」を持っている。また父親を高校生の時に亡くされている。
そうした人生の酸いも甘いも経験した鴨志田祐美弁護士だからこそ、「大崎事件」に20年間も関わることができるのだろう。