大阪府警は、阪急宝塚線宝塚駅で、今年6月に運転手の顔を殴ったとして暴行容疑で逮捕されていた巡査部長30歳を戒告の処分とした。同日に巡査部長は、依願退職した。6月23日に梅田で飲酒した帰宅途中にこの巡査長は、事件を起こした。24日午前0時10分頃に終点の宝塚駅に停車した電車内で、この巡査長は寝ていた際に駅員に「車外に出るように」と注意された。巡査長は、その注意した駅員を車内からホームに引きずり下ろし、殴ってけがを負わせた。周囲にいた違う20代と50代の駅員にも同様の暴行を加えて、けがを負わせた容疑。巡査長は、「5時間半で、10数杯の酒を飲んだ」と供述している。巡査長という役職は、「閑職」である。巡査部長にも成れないでいる、中途半端な立場にある。「階級社会」である警察組織で、この30歳の巡査長は、「もう、出世コースから外された」と思い、自暴自棄になっていたのだろう。一人で、3人もの駅員に暴行を加えて、けがを負わせている。それなのに、「戒告」という軽い処分だけで済まされる。普通の人間が同じようなことをすれば、名前は公表されたうえに、もっと「重い刑事罰」が下される。警察官の犯罪に対しては、軽いという「量刑相場」は、絶対に改善されるべきだ。大阪府警では、一昨年から「不祥事」が相次いでいる。「不祥事」が発覚するのは、氷山の一角であって、実際は、かなりの「件数」があるだろう。そもそも警察官になるような人間は、まともではない。警察組織は、「身分社会」だから精神的ストレスがあり、犯罪を犯すような不心得警察官も中には存在する。しかし大多数の警察官は、日夜真面目に働いているというような理論で、警察官を擁護する専門家がいる。私は、そういった考えに絶対に与みすることはできない。警察組織は、そんな「甘っちょろい組織」ではない。警察組織に刃向かう者は、容赦なく、握りつぶしてしまうというのが現実の姿である。そうした「リアルな警察組織の実態」を知った者であれば、「警察官にも善人がいるという考えは、夢物語でしかない」と必然的に気付くと私は思う。大阪府警は、「ゴロツキ集団」いやそれ以上に質の悪い集団だ。