孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「不登校」経験を売りに 18歳で起業して社長に 今や芸能事務所「ワタナベエンターテイメント」に所属の 小幡和輝 「不登校の子供を持つ親」に夢を与えるが 現実は、誰もが学校に行かないで成功する訳ではない

小幡和輝という「不登校」を経験したが、一念発起して、18歳で起業、現在は、芸能事務所「ワタナベエンターテイメント」に所属するまでの身分になった男がいる。地元の和歌山では、有名であったが、ここまで「大出世するとは思いも寄らなかった。最近、「不登校の子供」が増加しているというニュースがあった。「不登校の原因」は、様々である。「いじめ」は深刻であるが、「とりわけ理由がないが、何となく学校に行きたくない」というのも結構多い。現代は、昔よりも、「不登校」に対して寛容になってきた。選択肢が多くなったからである。高校を中退することは、昔であれば、躊躇したが今は、抵抗感が小さくなっている。「高卒認定試験」に合格すれば、大学受験できるからだ。「高卒認定試験」は、誰でも合格しやすい試験である。「勉強の苦手な子供」のための予備校があり、「試験対策」をしてくれる。しかし、「深刻な不登校の子供」を持つ親の苦労は、計り知れないものがある。そんな親にとって、小幡和輝は、ある意味「カリスマ的存在」である。小幡和輝は、「いじめ」に遭って、不登校になった。「ゲーム」ばかりしていて、ひきこもり状態になっていた。しかし、一念発起して、起業して、社長になった。2014年には、和歌山大学に入学して、地元の和歌山のメディアに出演し始める。そして本を出版して、講演会などに呼ばれて、一躍有名人になった。小幡和輝の主張は、「学校に行かなくても良い。自分の好きなことを極めて、違う生き方を模索すれば良い」という至ってシンプルなものだ。こういう分かりやすい考え方は、万人受けする。特に「不登校の子供を持つ親」に勇気と希望を与える。「自分の子供も学校になんか行かなくても良いのだ。」と妙な安心感を与える。これは、間違っていると私は思う。「不登校の子供」の誰もが、小幡和輝のようになれないからだ。やはり、少々嫌なことがあっても、学校に行った方が良いのではないだろうか。小幡和輝は、「自分をカリスマ」と思い天狗になっているが、これからの人生に「落とし穴」があることに気付くべきだと私は考えている。