1か月前ぐらいの朝日新聞「声」欄において、戦争を語り継ぐという投稿において、
矢野清美 弁護士 90歳という肩書で投稿があった。
戦時中の事を美辞麗句で語っただけのもので、一見して「格調高い文章」のように感じられるが、熟読すると「本当に戦争の悲惨さ」が全く感じられない。
矢野清美は、元裁判官である。
「免田事件」の再審開始決定を下したのが、福岡高裁。
その時の裁判長は、山本茂氏。
矢野清美は、右陪席として名を連ねていた。
「免田事件」の再審開始を決定して、「リベラルな裁判官」と思われるが、
訴訟指揮を取った山本茂氏が、優れた人物であった。
福岡県で、警察官に男が拳銃で発砲されて死亡する事件があった。
この事件において、矢野清美は、「福岡県警」の違法性を全く認めない判決を下した。
つまり、「警察組織」にヨイショしたのだ。
戦争や平和を論じながら、警察官に殺された人間の「人権」を蔑ろにする。
肩書があるだけで、このような「本当の意味での人権感覚」が欠如した人間を持ち上げる。
それが、「朝日新聞社」の正体だ。