元SM嬢であった坂井希久子は、私の父の「教え子」であることが分かった。
私と父は、「犬猿の仲」でほとんど話をしない。
しかし、あることがきっかけで、坂井希久子の「担任」であったことが分かった。
父によると、坂井希久子は、「性格の良い子供」だったと言う。
その父は、坂井希久子が「新作」を書く度に喜んでいる。
私は、坂井希久子の事を知ったのは、「スポーツ新聞」の「SM嬢の体験記」だ。
「SM嬢時代の経験を赤裸々に語るものであった」
読んでみると、まったく「面白くない」。「ひとひねり」がないのだ。
やはり「作家」として大成するには、「こころに鬱屈を抱え」「ねじれた自我構造」を持っていなければならないと思う。
坂井希久子は、「性格の良い子」であっても、「作家」としての「資質」はないと私は考えている。