孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

千葉県警の警察官 火事場泥棒の上に女子高生を175回盗撮 歯の治療でお金が必要 裁判で父親を証人として出廷させて、減刑するのは許し難い

火災現場の実況見分中に現金35万8千円を盗みんだ他、女子高生を盗撮した千葉県警の警察官の第2回公判が、4月21日に千葉地方裁判所であった。御園生貴史被告は、一昨年当時配属されていた千葉県警鎌ヶ谷署の鑑識係として、住宅火災の現場での実況見分中に焼け残った現金35万8千円を盗んだ窃盗で逮捕された。また、昨年、11月から12月にかけて千葉県のショッピングモールで女子高生のスカートを盗撮したほか、自分自身の携帯に、児童ポルノの動画を所持していた疑いでも逮捕されている。盗撮で逮捕されて、家宅捜査された時に、35万8千円が見つかり、火事場泥棒が発覚したというとんでもない不祥事である。御園生被告は、「出来心でやった」と弁解しているが、わざわざコンビにレジ袋を買いに行くなど計画的な犯行をうかがわせる面がある。盗撮については、175回にわたって、女子高生を盗撮していて、動画の中には、自分の息子の姿も映っているという。つまり、御園生被告にとって、自分の家族の写真を撮ることと、女子高生を盗撮することは、日常行為の一つに過ぎなかったことになる。これは、罪の意識がないというより、衝動的な性欲を抑えられないというある種の病気ではないかと思う。現金35万8千円を盗んだことについては、数年間妻と保険外の「歯の治療」をしていて、預金額が減っていくのが不安だったと述べている。保険外の「歯の治療」ということは、インプラント治療としか考えられない。確かにインプラントは、高額であるが、別の治療法を考えなかったのかと思う。歯医者は、コンビニの数より多く、インチキ歯医者があまりにも多いことぐらい、知恵を働かせれば分かるはずである。身勝手な言い訳にしか過ぎない。御園生被告の裁判では、情状証人として父親が出廷した。その父親は、「息子は、正直者で真面目で誠実だった。詐欺を無くしたいと警察官を夢見て、犯罪を憎む気持ちから警察官になったはずなのに」と涙ながらに話した。正直で、真面目で、誠実な人間がどうして、「火事場泥棒」をしたり、女子高生を盗撮するのかと言いたい。情状酌量を願う、弁護側の入れ知恵にあるにしても、見苦しい。毎日のように警察官の不祥事があるが、大々的に報道されない。その不祥事も氷山の一角であるとしたら、警察官の犯罪率は異常なまでに高くなる。警察官は、潜在的な犯罪者になり得るといっても過言ではない。

本当の「オタク」も「マニア」もごくわずかしか存在しない 物事を深く極めることを敬遠する傾向が強くなってきた

「オタク」というと、ネガティブなイメージが非常に強い。太っていて、眼鏡をかけて、女子とコミュニケーションが取れないなど。これでもかというぐらい、侮蔑と差別の眼差しを送ることがなされてきた。しかし、実際の「オタク」は、そんな姿をしていないと思う。むしろ、知性溢れれて、物腰が柔らかで、別に不快な印象を与えないだろう。「オタク」という言葉の生みの親は、中森明夫氏である。コミックマーケットに集まるSF、漫画、アニメなどの若いファンが、互いに「オタク」と呼びあっていた現象を揶揄して付けたそうである。Wikipediaを見ると、様々な書き込みがなされている。卓八郎、岡田斗司夫といった、「オタク」と称して、メディアに露出して、自分の地位を確保した人たち。あるいは、ジャネレーションで、「オタク」を分類したもの。いずれも、「オタク」を考えるうえで少しは役に立つが、本質的なことに全く言及されていない。鉄道マニアのことを「鉄オタ」。アニメオタクのことを、「アニオタ」など呼ぶことが一般的に周知されている。ただ彼らを、本当の「オタク」とは思わない。「オタク」というのは、物事を深く掘り下げていく意味で、アカデミズムに近い部分がある。世間一般に「オタク」と称される人たちは、自分の好きな分野にかけては、専門家の知識を上回る程に勉強しているとは言い難い。果たして、そのレベルの見識で、彼らを「オタク」と呼べるだろうか。本当に「オタク」は、自分の好きなことを仕事にしている場合が多にしてある。学者、医者、ITエンジニア、作家、法律家など様々な分野に、本当の「オタク」と思われる人たちが紛れ込んでいるだろう。彼らは、自分のためが、人のためになっている意味で、非常に生活に生きがいを感じている。ただ、残念なことに、世間に理解されず、専門家顔負けの知識を持ちながら、社会から認められずに、不当な仕打ちを受けて、隠れるように生きている人たちが、少なからず存在すると思う。こうした人たちが、ネット上で発信しても、注目されずに、また負の回路に陥ってしまうのが残念でならない。何故なら、世間の人は、「本物」を見分ける力がないからだ。

石井紘基議員は何故殺害されたのか 奪われた鞄の謎 泉房穂明石市長は元秘書 国家は真実を隠蔽した

2002年10月25日に民主党石井紘基議員が、世田谷区の自宅前で、山口組系右翼団地代表の伊藤白水に刺殺された。伊藤白水は、前科5犯で、共産党を襲撃した過去があった。石井紘基議員は、3日後に、国会質問を控えていた。その国会質問で、「与党の連中が、ひっくり返るようなことを暴露」すると周囲に漏らしていた。事件現場からは、石井紘基議員が大切に持ち歩いていた、国会提出資料と手帳が入った鞄が持ち去られていた。おそらく、石井紘基議員が、国会で暴露するとういう資料を奪うために、何物かが、犯行を企てたことは、明白である。伊藤白水という男の背後に、絶大な権力が存在すると思う。しかし、裁判では、事実関係を調べずに、伊藤白水の単独犯という形で幕を閉じた。様々な噂が飛び交っている。整理回収機構を巡る不正追及。森元総理と暴力団原発予定地購入を巡る癒着。統一教会オウム真理教とロシアの関係。いずれにしても、石井紘基議員は、正義感の強い人間で、不正を追及していたことは間違いないだろう。2022年2月に、鳩山由紀夫氏が、石井紘基議員の死に触れた。「暗殺される直前に国会で、防衛省関連の質問をしていた。彼がどういう調査をしていて、何に迫ろうとしていたのか明らかにしたい。おざなりな裁判しか行われず、不可解な点が多く残った。事件の真相を解明したい」と訴えて、63箱の資料を入手したことを明るみにした。20年経過して、鳩山由紀夫氏の行動は、遅きに失する感じがしてならない。63箱の資料というのも、果たして信憑性があるのか。一方、明石市長の泉房穂氏は、石井紘基議員の秘書を務めたことがあり、師と仰いでいる。泉房穂氏は、次のように語った、「明らかに揉み消しですからね。検察自身が、金銭トラブルを主張するんだから、国家を挙げてのもみ消し工作だったと思います」。ここまで、ストレートに言い切るのは、泉房穂氏をおいて他にはいないのではないだろうか。朝日新聞阪神支局の局員が、赤報隊と名乗るグループに襲撃されてから、35年が経過した。暴力で、言論の自由を侵害するようなことは絶対許されないと思う。

異色のやくざ映画「竜二」 完成後、松田優作に看取られて、死んだ金子正次が命を賭けて残したもの

「竜二」という昭和58年に公開された日本映画があり、今でもカルト的人気を誇っている。主演は、金子正次という無名の俳優で、この映画で主演を務めた後に、33歳の若さで亡くなった。詳しいことは、生江有二の「映画に欠けた33歳の生涯」という本に書かれている。「竜二」は、紋切り型のやくざ映画にはない魅力がある。やくざを辞めて、堅気になろうとするが、一般社会になじめずに、再び、やくざ世界に戻っていくという地味なストーリーであるが、心に迫るものがある。主演の金子正次は、無名の俳優であったが、映画「竜二」で強烈な存在感を発揮した。リハーサルで、妻役の永島暎子を本気で殴りつけたことは、有名なエピソードである。シナリオは、金子正次自ら書いたものであるが、とても素人のものとは思えない。デテイールにこだわって、映画の中で数多くの名シーンが生まれた。金子正次は、特別にシナリオの勉強をしたわけでもなく、有名大学を卒業したインテリでもない。余程、自分の内なる情念に駆られて、次々と、言葉が生まれてきたのではないだろうか。最終場面で、永島暎子演じる妻と見つめ合いながらも、背を向けて、やくざ社会に戻っていくシーンは、非常に切ない。これまで、日本のやくざ映画は、組織の軋轢の中で、主人公が、葛藤し闘う姿を描いた。そのために、日常生活を送る普通の観客も、自分の生活に投影することで、カタルシスを得た。しかし、映画「竜二」は、そうした普遍的なテーマを一切排した、極私的なドラマに仕上がっているのが、当時としては斬新であったと思う。名シーンを挙げれば、きりがないのだが。昔はやくざであったが、堅気になって、居酒屋を営んでいる竜二の先輩に、竜二が悩みを打ち明けるシーンがある。この先輩を演じているのが、岩尾正隆という東映やくざ映画で、チンピラを演じ、時代劇では、悪代官を演じる名悪役である。酸いも甘いも嚙み分けた、元やくざを好演している。金子正次は、撮影中から、がんを患い、自らの余命を知っていた。そのためか、この映画には、金子正次のただならぬ情念が込められている。松田優作とは、旧知の仲であったが、売れない金子正次は、ジェラシーを抱きながらも、友情を抱く。映画完成後、金子正次は、亡くなる。その場で、松田優作ら友人たちに看取られる。松田優作と金子正次が、合い惹かれあったのは納得出来る。役を演じるということに、人生を賭けていたことだ。そのためか、2人も命を削って、短命で終わった。今、金子正次のような本物の役者がいるだろうか。

西鉄バスジャック事件 「キレる17歳」「ネオむぎ茶」など面白く報道されただけ 被害者なのに少年を赦した山口由美子さん

5月のゴールデンウィークで思い出した事件があった。2000年5月3日に発生した西鉄バスジャック事件である。佐賀発福岡行きの西鉄バスが、牛刀を持った少年に乗っ取られた。少年は、女性3人に切りつけて、1人が死亡し、2人がけがをした。広島県で警察が、車内に突入して、少年を逮捕した。この事件、少年が、いじめで不登校で、前日に精神科病院に入院させるか相談していたことが話題となった。また、少年が、2ちゃんねるのハンドルネームが「ネオ麦茶」であったことや、同じように、大人しい少年が、突然に凶悪な犯罪を犯す事件が相次いだので、「切れる17歳」という言葉が先行した。あれから、20年近く経過したが、大人しい少年が、突然に世間を震撼させる事件を起こす構図は全く変わっていない。最近では、東京大学の入試現場で事件を起こした、エリート高校生がその最たるものである。思春期の不安定な時期に、少年が犯罪を犯すということは、昔から少なからずあった。ただ、犯行の態様が時代によって変化してきただけである。しかし、メディアは、少年の家庭環境を興味本位に取り上げて報道するだけで、事件の本質について触れようとしない。西鉄バスジャック事件で被害者の一人である、山口由美子さんは、少年を恨むことなく、向き合おうとした。事件から4年後、医療少年送致とする保護処分となった少年と再会する。そして、2006年に少年が、少年院を退院した。山口由美子さんのもとに、少年から手紙が届き、自分が何故事件を起こしたか丁寧につづられていたという。山口由美子さんが、少年を赦すようになったのは、不登校の娘がいたから、いじめられて、不登校になっていた少年の行き場のない気持ちが理解できたという。もし、少年の話をじっくりと聞き、共感していれば、少年は事件を起こさなかったと、山口由美子さんは考えている。2022年4月から改正少年法が施行されて、厳罰化と報道において実名が可能になった。罪を重くして、実名をさらすだけでは、犯罪は減少しないだろう。山口由美子さんのように、大人が罪を犯した少年と真摯に向き合わない限り、少年犯罪に対して何の効果をなさないと思う。

12年間長者番付10位以内 斎藤一人の「人生がすべてうまくいく」というポジティブシンキング的な自己啓発本を読んでも成功はしない 

斎藤一人という人物がいる。1993年から12年間にわたって、長者番付10位以内にノミネートされて、数多くの著作を世に送り出し、講演会やYouTubeなどで熱狂的なファンに支持されているカリスマ的な存在である。銀座まるかんの創業者で、1970年頃から漢方薬の販売を開始して、銀座まるかんを創業した。取り立てて、高学歴でもなく、親のコネがあるわけでもなく、自分の力で成功した。斎藤一人が、その成功の哲学を書いた本がものすごく売れている。中身は、単なる自己啓発書なのだが、シンプルでごく当たり前のことを主張しているためか、逆に読む人の心を打つようだ。例えば、「ついているという言葉の波動で、自分の波動を考えるんだよ」「失敗しても、小さな成功だ」「過去は、どうにでもなるんですよ」など一見して、魅力的に感じられる。そのためか、斎藤一人は、まるで神様のように崇められている。これは、思考停止を促し、宗教に近い所もあり、非常に危険な事ではないかと思う。偶然に、斎藤一人は、自分のやり方で成功しただけで、他の人間が同じことをしても成功するとは限らない。自己啓発本は、いつの時代でも売れたが、最近は特に拍車がかかっている。ビジネスにおいて、成功する戦略を謳った本が大多数で、どれもこれも同じような代物で読むに価しないものばかりのような気がする。斎藤一人と同じように、カリスマ化された小林静観という人物がいた。心理学のみならず、超常現象にまで精通して、全国各地で講演会に呼ばれ、予約が取れない程の人気があった。しかし、2011年に63歳で亡くなっている。小林静観が主張していることは、人生をいかにして幸せに生きるかといった宗教的なことで、単純明快な言葉が人々に大いに受け入れられた。小林静観や斎藤一人が、何故人気を博すような時代になったのだろうか。おそらく、人生の答えをすぐに出す傾向が強くなってきたように思えてならない。ビジネスパーソンが、斎藤一人自己啓発本をどれだけ読んでも絶対に成功はしない。本当に成功する人は、独自のスタイルを貫き通すだろう。

坂上忍 子役スクールで一流の俳優が輩出するとは思えない 事業家としての自分を満足させるだけ

坂上忍が、ABEMA「7,2新しい別の窓」に出演して、自らのギャンブルへの思いについて語った。ボートレース平和島に行くことが多かったという。そして、「一番勝った時は、1年間仕事を休みました」と言い、その金額は、「100万どころではないです。」1000万円分の厚みを指で表現して、5個ほど置く仕草で見せて、数千万あることを示した。「1年仕事を休んで会社を維持して遊ばないといけないわけだから、だからそれくらいです。」と豪語した。この話を聞いているだけで、坂上忍人間性が、垣間見れる。ギャンブル好きな芸能人が多いが、自分が真のギャンブラーであるかのように吹聴する人は少ない気がする。坂上忍は、自分が、ギャンブルでも本気であることを必要以上に強調する。そういう所に、私は、坂上忍の嘘くささを感じてならない。坂上忍といえば、「バイキング」の司会を降板して、新な芸能生活を歩み始めた。動物保護ハウスを作るということが話題になっている。朝日新聞までもが、大きく取り上げたが、単なる話題づくりにしか感じられない。そんな記事を大きく載せる朝日新聞の見識を疑う。坂上忍のもう一つの顔は、子役を養成する芸能事務所の経営である。「アヴァンセ」という芸能事務所で、かなりの数の子役が所属している。入学金が、157500円で、レッスン費用が31500円となっている。入学金とレッスン料を払ってまで通わせる意味はないと思う。坂上忍が、演技指導する様子が、テレビで放送されたが、常に、坂上忍から直接指導を受けるわけではないだろう。テレビでの演技指導もわざとらしく、やらせ感満載なのだ。坂上忍は、確かに、名子役であった。古い時代劇なんか見ていると、他の子役よりも突出して演技が上手い。しかし芸能界において、天才子役が、大人になって不運な人生を送るというジンクスのようなものがある。坂上忍は、本格的な俳優になれなかったが、バラエティー番組で再浮上した訳で、非常に運が良かったと言えるだろう。ただ坂上忍は、芸能界という汚い世界でサバイブする狡知に長けている感じがしてならない。