孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「ぽっちゃり女子」の方が、「デブの男」より生きやすい社会

「ぽっちゃり女子」とういう言葉に、イマドキ女子のあざとさを感じてしまう。太っているとういう、ネガティブ要素を武器にする、恋愛戦略があるように思えてならない。実際に、「太っている」ということで、真剣に悩んでいる人間は少ないのではないだろうか。女性の摂食障害は、成熟への拒否が根底にあるとされているが、私は、違う気がする。ただ、身勝手な自意識の問題に過ぎない。水準の高い「ボディイメージ」を抱くことから生じてしまう。モデルや女優のような体型になりたい。男性に好まれる体型になりたい。モデルや女優になりたいのであれば、運動や食事制限を徹底するべきなのに、楽な選択肢を選ぶ。つまり、食事を抜くダイエットに固執してしまう。食事を抜くことが、どれほど、人間の健康に悪い影響を与えるか分からないはずはない。「ぽっちゃり女子」が、生きづらさを感じていると、勝手に決めつけて、その苦しみから解放されるには、「あるがままに生きなさい」という啓蒙的な漫画があるが、何と馬鹿げたものであることか。現実に「デブ専」という言葉があるように、「太った女子」が好きな男性が多いのも事実。一方、太った体型の男性が置かれている状況はどのようなものか。「ぽっちゃり女子」よりも厳しい状況に置かれて、差別されているように思えてならない。モテない、キモオタのステレオタイプ像として、大量の汗をかいた、太った男が描かれる。「ぽっちゃり女子」が生き残る選択肢は数多くあるのに、「デブの男」は非常に生きづらい。ここに男女の非対称性を感じざるを得ない。「デブの男」は、開き直ることが許されない。それに対して、「ぽっちゃり女子」は、女性からも男性からも同情を得ることが出来る。「デブの男」の体型を気にしないで、性格を重視する女性は、残念ながら現代においては、ほぼ皆無ではないだろうか。ただ、力士は例外である。力士は、非常にモテる。何と男性が、生きづらい世の中になったものかと、改めて感じさせられる。