孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

お正月になると「田舎」に帰省して 自分は「都会の人」になったつもりで「地方都市」を馬鹿にする人 もともとは、「田舎者」ではないかと言いたい

お正月になると、キャリーケースを持って、実家に帰省する人たちを見ていると、腹立たしいことがある。何か、自分が、「東京の人間」になった勘違いして、自分の故郷の「地方都市」を小馬鹿にする者があまりにも多いことだ。現代は、ネットが発達して、「地方都市」に住んでも、東京に住んでも、さして変わらないと指摘する有識者がいるが大間違いである。やはり、、東京に住んでいる方が、「文化的資本」の恩恵にあずかることが多い。「地方都市」は、東京と比べて、何かと遅れている。大学全入時代で、上京して、そのまま順調良く、就職して、「都会の人」になるコースが主流である。しかし、全ての人間がそのコースに乗るとは限らない。不本意な就職で、地元の会社に就職せざるを得ない者もいる。「地方都市」では、県庁や市役所、銀行に就職すれば、安定した生活を得ることができる。あるいは、そうした職種の人間が信用されることが多い。横道に逸れるが、私は、公務員や銀行員が良い仕事であるとは到底思えないのだ。確かに、「民間企業」よりも安定して、不祥事を起こさない限り、一生くいっぱぐれることはない。しかし、仕事に「やりがい」があるとは到底思えないのだ。お正月に帰省して、「都会の人」になったつもりの人ほど、実際は、能力的にさほど大したことがないケースもあるのではないだろうか。「本当に仕事のできる」優秀な人は、謙虚である。だから、正月に田舎に帰省しても、驕るような振る舞いは決してしないだろう。「東京に住んでいる人」の大半は、地方出身者である。「先祖三代」が住んで「江戸っ子」というような言葉があるように、根っからの「東京人」が統計的にごく少数である。「田舎者」ほど、自分が、「都会人」になったと思い込むものである。こうした風潮は、メディアが、安易に「正月の帰省風景」を紋切型に報道するからである。様々なお正月を送っている人たちが存在する事実を無視した報道は、考えものではないだろうか。「田舎者」は、たとえ東京に住んでいっぱしの「都会人」になったつもりでも、「精神性」は、どこまでも「田舎者」であると、私は思う。